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八幡製鉄所まわりは施設が充実しているなぁ

こんばんは。

今回、紹介する映画はこちら。

「この天の虹」(1958)

(↓U-NEXTで観られます)


▪️配給︰松竹
▪️監督︰木下恵介
▪️キャスト︰高橋貞二、久我美子、川津祐介、笠智衆

八幡製鉄所を舞台に、そこで働く人々とその家族の人生を描いた作品。


最初の10分くらい、八幡製鉄所の説明が長くてNHKのドキュメンタリーを観ているような気分になるのですが、そこを我慢できれば楽しめます 笑。

(左から高橋貞二川津祐介)


貴重な映像資料

八幡製鉄所の社宅やまわりの様々な施設が映って資料性が高いです。

特に購買部のシーンが印象に残りました。


下半分の画像のレジ係を観ると、1人が座って1人が立ってるんですよね。
あと、後ろの人形は売り物なのか…など見どころがあります。
欲を言えば、もっと売りものが映っていたら面白かった

衣装で言うと、上半分の画像左の久我美子(よしこ)がウエストがキュッと細くなっていて下にフレアのスカートをはいているのがザ・50年代という雰囲気。

スキッパーポロシャツ

この当時、どういう名前の服だったのかはわかりませんが、

下画像の川津祐介(左)が着ているような、ボタンのないポロシャツが50年代の映画でひんぱんに出てきます


今までに何度か書きましたが。

この作品のあとに観た「素っ裸の青春」(1958)でもスキッパーポロシャツが出てきました 笑。

素材がパイル地のケースが多いです。
50年代の映画は男性はよくパイル地の服を着ています。

感想

内容だけ見ると、主役の相楽(高橋貞二)が千恵(久我美子)に恋するけど、千恵には好きな人がいて…というありふれた普遍的な物語なのですが、

八幡製鉄所まわりの景色が新鮮すぎて、ほかとかぶらない魅力がありました。

そのくらい色々な施設や水上カーニバルというイベントなど目が飽きない作品です。

最初の八幡製鉄所の長い説明や余計なナレーションを我慢できれば、映画としても貴重な記録としても楽しめる作品です。

まとめ

物語もまぁまぁ面白いのですが、八幡まわりのヴィジュアルの新鮮さが大きくて、古い景色が好きな人におすすめの作品。

みのる(小坂一也)がやたら甘やかされていてうらやましかったなぁ 笑。

ではまた次の更新で。

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