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傾聴|聞く人、聞いてもらう人、お互いに協力して作り上げるプロセス

聞く技術や傾聴に関する本は数多く出版されていますが、人間関係をもっと良くしたいと思っている方に、特におすすめしたい一冊があります。


本の紹介

『プロのカンセラーの心の声を聞く技術 聞いてもらう技術』
著者:諸富祥彦先生
出版社:SB新書

この本は、ただの理論書ではありません。

具体的な対話の技術を身につけ、より深い人間関係を築くためのアプローチが満載です。

読んだきっかけは、私の周囲とのつながりを深めたいという思いから。

この本を読むことで新たな視点を得ることができました。

あらなたな学び

①聞いてもらう側の大原則

「聞いてほしいことがある」
「いつだったら、いいかな?」
というフレーズ。
聞く側だけではなく、聞いてもらう側の原則として、このフレーズから依頼をしてみることを勧めてます。

また、事実を羅列するばかりではなく、それによって、自分が何を感じているのか、困っているのか、気持ちを伝えることも。

早速、職場の同僚との会話で活用してみました。
瞬時にその効果を実感。
互いに心を開き、これまで以上に有意義な時間を過ごすことができました。

②二人で言葉を探す傾聴

娘との関係で、この頃誤解が生じることが何度かあります。

そんな時に、傾聴は「聞く側、聞いてもらう側」が一緒に協力して、お互いを理解しようとする作業だと認識すると、これまでと違った角度から話し合いができるようになりました。

娘が何に困っていて、どう言う気持ちなのか?
それにピッタリ合う言葉ってなんだろう。

「辛かったんやね」
「それは大変だなあ」

など言葉を一緒に探していき、それを伝えると、娘は安堵した表情を見せます。

相談内容を表すぴったりの言葉を見つける旅によって、親子の関係が一層深まったような気がします。(娘もそうであってほしいけど😆)

③傾聴の効果

傾聴の最大の効果は、「自分の心の声に耳を傾けることができる」こと。
しかも双方に新たな発見をもたらします。

「聞いてもらっている」際は、話をしていくうちに、自分の悩みの根幹にある感情に気づくことができました。

「聞いている」側の視点で見ると、相手の気持ちを探そうとする努力が、お互いの関係を深めることに役に立ったり、この作業に取り組む力が仕事に活かせたりするのではないかと感じています。

コツは、先に述べた①②の原則を大切にしていくこと。
そうすると自然とその効果を実感できました😄

まとめ

『プロのカンセラーの心の声を聞く技術』は、読むだけでなく実践にも大きな影響を与える一冊です。

自分自身の経験を通じて得た洞察が、他の人との関係を深める手助けとなるでしょう。ぜひ読んで、傾聴の力を自分のものにしてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました📚

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