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大豆を作ろう。 ③中耕・培土

中耕(ちゅうこう=栽培中に耕すこと)

定植から10日後くらいに、天候や雑草の様子を見ながら、一回目の中耕(ちゅうこう=作物を栽培中に耕す作業)をします。

まず、管理機(豆トラ)で畝間を起こします。この為に、管理機のサイズに合わせた畝間にしています。よって、我が家の管理機の幅が60cmですので、畝間は80〜90cmにしています。なければ鍬か三角ホーで手作業になります。この一回目に、特に株間を念入りにして除草しておくと後が非常に楽になります。

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培土(ばいど=土を寄せて盛ること)

管理機に培土機がついている場合は同時に根元に土を寄せて盛ることもします。これを培土(ばいど)と言います。管理機で培土しただけですと、株元が凹んでいるので、水が溜まるし、雑草も生えてくるので、株元までしっかり覆うように鍬や三角ホーで根元まで土寄せします。

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中耕の目的は除草と、土の通気性を良くすること。培土の目的は倒伏を防止することと、不定根の発生を促すことです。

不定根は土に埋まった子葉から下の茎から出る根のことで、生育初期に不定根が多く出ると、湿害に対する耐性が向上するということだそうです。

二回目の中耕・培土

一回目の中耕から2週間後あたりに、天候や雑草の様子を見ながら、二回目の中耕・培土をします。三回目ができたらもっと雑草は減ります。

ただし、花が咲き出したら根が痛むので後は機械を入れません。必要なら鍬や三角ホーなどで除草、土寄せをしますが、大豆の病害虫を少なくする方法は、雑草との共生です。特にイネ科の雑草との共生が効果があると言うことですので、花が咲いた後のイネ科の雑草は放置しています。

下の写真は、播種から45日目頃、管理機は、真ん中の車輪が付いている棒を降ろして耕起すると、泥除けが培土機の代わりになって畝が掘れるようになっているタイプ。畝幅は85cm。

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同じ頃に摘芯という作業もあります。それはまた次回。

播種0日 ①播種 
播種10日 ②定植
播種20日〜50日 ③中耕・培土
播種30日 ④摘芯
播種50日〜70日 ⑤開花期の灌水
播種100日〜 ⑥枝豆
播種140日〜 ⑦収穫

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