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小磯の読書完了記録用:プログラミングとロジカルシンキングが一気にわかる本

木田知廣著『プログラミングとロジカルシンキングが一気にわかる本』を読了。その記録用として感想を記載する。

ちなみに著者は、実際にセミナーにも何度も参加したことがある懇意にしている先生である。
http://logical.ofsji.org/kouza-commu/nyumon/

中身としては、プログラミングそのものを説明しているというよりは、プログラミング思考の持っていきかたを事例とともに分かりやすく説明している本。対象は社会人1-2年生といったところですかね。
とはいえ、中堅どころとしても改めてフレームワーク(MECE、4P、AIDMA、AISAS、5W2Hなど)を再認識するのにもよい。

以下、改めてピックアップしておきたいエッセンス。

・まずはWhyとWhoを考えること。誰を、どのような状態にすることがゴールか
→ 5W2Hがわかっていても、その中でもさらにこれら2つから、というのは改めて、そうだよね、と再認識。こと人材育成する場合、これはとても重要な設定事項ですな。

・ロジックツリーを使うことによっていままで考えていなかったことに思いつく「アイデアの創出」
→ 確かにフレームワークを使って思考の整理というか棚卸をしていくと、特に複数人でやると、あれ?これって、とか、こっちも追加しては?とどんどん活性化されることがある。こういう効果も期待できるんだな。

・すれ違いの会話に潜む隠れた前提
→ 非常にわかりやすい事例だった。展示会と聞いて、ある女性社員は「コスメを販売する代理店がくるんでしょ?」と。かたや企画した上長は「展示されているものを自社に導入したい潜在的エンドユーザがくるもの」と。こりゃ前提がそもそもずれているので話をしたところで、かみ合わないのは当然のこと。
 でもこれ、よく日常の会話でもある話。ここを手抜きしないで、しっかりとコミュニケーションとらないと後になればなるほど、大問題になる。システム開発では致命的な話につながることですな。

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