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春かな春かな春をたべた 老人に言われた春をたべるな 食べたかったから 食べた わ文句あるか。現代詩。

春かな

春かな

春をたべた

老人に言われた

春をたべるな


食べたかったから

食べた

文句あるか


叫んでみた

叫んでみた


何度も

何度も


口が裂けても

血が出て


叫んでみた

叫んでみた


叫んだ


血反吐を吐いた


何度も吐いた



何度も

何度も


そのうえで


理解する


それは


理屈ではなく


自我だと。


春かな

春かな

春をたべた

老人に言われた

春をたべるな


食べたかったから

食べた

文句あるか


叫んでみた

叫んでみた


何度も

何度も



春かな

春かな

春をたべた

老人に言われた

春をたべるな


食べたかったから

食べた

文句あるか


叫んでみた

叫んでみた


何度も

何度も


それが

自我だと

気づくには。


いくらぐらいの

年月が必要か。


僕は

わたしという

年月が必要か。



また

何度も

理解しようとする。


春かな

春かな

春をたべた

老人に言われた

春をたべるな


食べたかったから

食べた

文句あるか


叫んでみた

叫んでみた


何度も

何度も

理解しようとする。


そのために


何度も

何度も


叫び続ける。


自我のためではなく


自分の為に。


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