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22歳女子の気胸体験記①発症の経緯

こんにちは、こけしです。つい先日、自然気胸になり、手術を受けました。

今回は気胸が発覚し、入院するまでの流れを書こうと思います。


そもそも、気胸とは?

端的に言えば、「肺のパンク」です。

何らかの原因で肺の一部に穴が開き、そこから空気が漏れ出ます。肺は本来なら、「胸膜」というハコのようなものにピッタリとくっついているはずなのですが、間に空気が入ってしまうことで肺がしぼんでしまうのです。

タイプがいろいろあって、

・外傷性気胸(事故で折れた肋骨等が肺に刺さる)

・持続性自然気胸(肺の疾病に起因する)

・月経随伴性気胸(子宮内膜症に関連する)

などもありますが、私の場合は膨れた肺の表面の一部(ブラとかブレブと呼ばれています)が破れることによって起こる原発性自然気胸でした。

発症時に胸や背中に痛みを感じることが多いです。私も痛かったです・・・しかし、痛みを感じない人もいるそうで、そこは個人差ありです。


どうやって発症するのか?

諸説ありますが、まだ原因は明らかになっていません。予防法も現段階ではないとされています。

発症時、私は別に激しい運動をしていたわけでもなく、普通に友達とご飯に行った帰りに外を歩いていました。突然「ズキン!」とした胸の痛みを感じ、呼吸が浅くなっているのが分かりました。空咳も出ました。なのに友達の家で飲み直しました、ありゃ~。。。

しかし、以前にも似たような痛み(でも、あの時は呼吸ができていたから今思えば違う)は何度かあったし、お酒が入って少し楽観的になっていたことも重なって、「なんか胸痛いな~」と思いながらも機嫌良く眠りました。

翌朝、やっぱり息を吸うと痛い。ご時世的にも原因を明らかにしたほうがいいよな・・・?と思い、念のために病院を受診しました。この時は「精神的なものだから、気にしすぎず」くらいのことを言われるつもりだったので、そこらへんを散歩するような軽装備(笑)で病院へ乗り込みました。

この時、近場では一番大きな総合病院を選んだ自分、実はグッジョブ。


病院にて診断を受ける

とりあえず内科で見てもらうと、「肺の音が聞こえにくくなっている」と気胸の可能性があることを言われました。しかし同時に、「長身で痩せ型の男性がなりやすいんだけどな~」とも。

首を傾げながらレントゲン撮影をしたところ、可能性だったことはほぼ確定へ。総合病院だったので、すぐに外科の先生に繋いでくれました。

外科でも同様の診断を受け、「専門機関でCTを撮ったほうがいい」と紹介状を書いてくれました。あと、症状が進行した場合のリスクを説明されました。肺が膨らまず、本当に呼吸ができなくなるみたいです。

緊急入院の可能性もゼロではないので、この段階で親にも電話しました。

ただ、前日の晩にスマホの充電をしないまま寝落ちしたから、バッテリーは瀕死状態!充電器を貸してくれたうえに、私に代わって親に説明してくれた先生には感謝しかありません。

病院へ行かないまま、もし夜中に呼吸ができなくなっていたら・・・想像するだけで怖いです。身体に異変を感じたら、すぐに受診すべきだと身をもって学びました。

紹介先の病院でもレントゲンとCTを撮りました。この時、最近話題のパルスオキシメーター(血中酸素濃度を測るやつ)に指を挟まれ、なんだか流行に乗った気分でした。呑気だな!!

結果的に、今回の気胸は軽度のもので、経過観察になりました。ただ、この病気の厄介なところは再発率の高さです。手術による治療も選択肢の一つとして提示されました。

ここまで急展開だったもので、感情がなかなか追いつきませんでした。でも、自分の身体に起こったことを家族やバイト先の人に説明することで、少しずつ実感していきました。


次回は入院前日までをまとめようと思います。


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