これは、私が毎週聴いている『星野源のオールナイトニッポン』にゲストが来る度に、リスナーから送られてくる定番の質問です。あなたの好きなおみそしるの具はなんですか？

私の好きなおみそしるの具はね

　私はセロリ。しかも緑色が濃いやつで、葉っぱも入れちゃうのが好き。トレーニングを始めたばかりの社会人1年目の頃、お金がなかった（むしろお金があるときなんかない）から、ゆで卵を毎日食べていて、それでおかずも鶏肉だとちょっと飽きてしまうので、納豆と豚汁をよく食べていた。
　その当時、私は長岡のロフト付きワンルームに住んでいて、初めてのひとり暮らしで自炊を地味にやっているころだった。同期に栄養士のお姉さん（5歳くらい上だった）がいて、どんな食べ合わせをするとおいしいとか、豚肉に含まれるビタミンB群が疲労回復にいいよとか、そんな感じで時々おうちに来てくれて一緒に料理をしてごはんを食べていた。

豚汁は体づくりをたしかに支えてくれていた

　そうそう、「トレーニー」といわれる人は、あまり豚肉を食べている印象がない。脂質が多いもんね。いろんなおみそしるを作ってみたけど、野菜のおいしさが引き立って、鶏肉に比べて脂質が多いからこそ、食べたときの満足感があって、私は豚汁をわりと食べていた。あと、おかずをみたときに、脂質が低すぎると肌にハリがなくなったり、便秘になったりする。いつも納豆がメインのおかずだったので、豚汁で自然と調整できていたなとも思う。おかげで、ジャンクフードを食べる頻度が減って、お弁当にもおみそしるを持っていって食べるをしていたのでちゃんと痩せた。

　ダイエットは一時的な減量ではなく、生涯続く健康的な体づくりのことだと、この間トレーナーのしゅんぺいくんと飲んだときに言っていた。私も体づくりを始めたときに何度もこの話にはぶち当たった。「ダイエットって、一生続くんやで（cv,アンミカ）」。

　だからこそ、私にとってのおみそしる（豚汁）みたいに、自分に合う献立パターンや食材、続けやすい食べ合わせを、最初の頃こそぜひ見つけてほしい。その中に季節の野菜があってほしい。その時一番おいしくて、栄養があって、体に必要なものだからです。

　最近は、自社の野菜を食べているのでセロリの豚汁は作っていないんだけど、お気に入りの豚汁の具材を今回ふたつ紹介しますね（特別だよ！みんなにはないしょだよ。ふたりだけの秘密ね！）。弊社、セロリ農家さんとの取引はないのであまり普段セロリは食べてないんだけど、房？になっている緑の地物のセロリを見つけるとついつい買ってしまいます。上の方の茎と葉っぱは豚汁にして、下の方の茎は浅漬けにして食べるのが大好き。ちなみに浅漬けは、昆布茶・オリーブオイル・酢でもみもみ。昔のサイゼのピクルスの味になるからこの味付け大好き。

①管理栄養士のえみさんから教わったセロリの豚汁

・セロリ（葉っぱも茎も）
・豚肉（安いからいつもこま切れ肉を使っていた）
・エリンギ
・干ししいたけ
・好きなだし（顆粒でも、パックでも、鰹節でも、なんでも。なくてもいい）

【ポイント】
・エリンギは割と細かく切る方がおいしい。
・干ししいたけとセロリ、豚肉から出汁が出るので、正直だしはなくても大丈夫。

ポイントと言っても煮るだけ。最後にオリーブオイルを少し垂らすとこれもまたおいしいのです。

②トマト農家をしてたときによく食べてたトマトの豚汁

・トマト
・豚肉
・玉ねぎ
・しめじ（別に何のきのこでもいい。あると食感がよくなるのとうまみが出るから入れる。エリンギもおすすめ）
・あればミョウガ

【ポイント】
・トマトはくし切りでもいいし、四角に切ってもいい。自由。あればあった分だけ入れた方がおいしい。
・玉ねぎときのこから出汁が出るので入れた方がいい。あと、このおみそしるを食べるのは夏だと思うので玉ねぎがたぶん安いから。
・きのこを何でも入れたがるのは腐ってもトレーニーの宿命（サダメ）。

仕事でトマトを作っていたときのレシピです。ミョウガは細く刻んで具にしてもいいし、薬味として後乗せしてもOK。セロリとは打って変わって夏のおみそしるです。これを食べてたから毎日外仕事していたけど、夏バテしなかった（意味：年中無休で腹減ってます）。

あなたの好きなおみそしるの具、私にも教えてね

　そんな感じで、私の日々を支えるおみそしるの話を書いてみました。おみそしるって、本当に自由。トマトもセロリも、あまりおみそしるに入れるイメージないと思うんだけど、めちゃくちゃおいしいんです。ぜひやってみてね。よきダイエットを！今日もおつトレさまです！じゃ、また。