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目標設定のコツ|頭を良くしたい?成績を良くしたい?

今日は目標設定に関する話です。

タイトルにしましたが【頭が良くなる】ということと【成績が良くなる】ということは、必ずしもイコールではありませんよね。

どういうことかというと、先に後者の【成績が良くなる】についてなのですが、成績を決めるのは自分の努力だけではどうにもならないことがあるわけです。

例えば学生時代のテストを思い出していただくと、自分がめちゃめちゃ頑張って、過去にないくらいの点数を取れたとしても、まわりも同様にめちゃめちゃめちゃ努力して過去最高の点数を取ってしまったら、自分の成績は上がりませんよね。

つまり【成績が良くなる】ことを目標にすると、自分の努力だけではどうにもならず、まわりの影響を受けてしまう面があるわけです。

一方、【頭が良くなる】ということについてみるとどうでしょう。

何を持ってして「頭が良くなった」と感じるかは人それぞれで、そこには必ずしも他者との比較が含まれない場合も多いと思います。

つまり【頭が良くなる】ことを目標にすると、概ね自分の努力、そして自分自身の認識の問題で達成できるかできないかが決まると言えます。

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さて、ここでは【成績が良くなる】と【頭が良くなる】とを対比させてお伝えしました。

上に書いたような考え方の場合、【成績が良くなる】は”結果目標”と言い換えられますし、【頭が良くなる】は”行動目標”と言い換えられます。

”結果目標”は自分の努力以外の不確定要素の影響を受けやすい目標と言えます。
”行動目標”は自分の努力によってどうにかしやすい目標と言えます。

このように書くと、もしかするとこう思われてしまったかもしれません。

「結果目標より、行動目標の方がいいんじゃないの?」

実際、どうなんでしょう。結果目標は不確定要素が多いので不適切で、行動目標の方がいい目標なのでしょうか。

結論としては、「組み合わせ方による」となります。

結果目標も行動目標も、どちらが良い悪いではなく、それぞれ組み合わせて適切な目標設定と行動に落とし込んで行けたらいいのです。

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例えば…もしあなたが今取り組んでいる何かに対して「絶対に成し遂げるぞ!」と、強いモチベーションを持って取り組めているのなら、不確定要素があろうとなかろうとそれに向かって突き進めるかもしれません。

つまり、結果目標が役立ちます。

「成績をよくする」の例でみると、「成績を良くする」=「学年順位を◯番にする」など、結果目標は具体的な数値になりやすいので、達成したかどうかが非常に明確です。

それに向けて強いモチベーションで突き進んでいけばいいのです。

でも実際のところ、なかなかそうした強いモチベーションを維持し続けてやっていくというのは難しい面があります。だから結果目標にはデメリットもあるのです。

一方、行動目標はどうでしょう。

行動目標の特徴として、具体的に何をやればいいのかが明確になるというメリットがあります。

筋トレなら「スクワットを1日50回やる」、英語学習なら「単語を10個覚える」と、やることが具体的なのが行動目標です。

他方、行動目標のデメリットとしては、それをやることが長期的に見た時に、自分の”理想像”や”目標としている姿”に近づくのかどうかが曖昧だといえます。

今、英単語を1日10個覚えること、それを積み重ねることが、本当に理想像に向けて適切なのかどうかは正直、曖昧だったりします。

だからこそ、つまりは”結果目標”×”行動目標”との組み合わせが大切なのです。

どちらか片方が良い、あるいは優れているということではなく、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、うまく組み合わせていければ良いのです。

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そもそもの発端は、とあるところで子供たちが書いた願い事を目にしまして、人によっては「頭が良くなりたい」と書いていたり、「成績を良くしたい」と書いていたのを見たときに、それぞれ「似てるけど、違うよなぁ」と思ったところから今回の記事になりました。

目標を定めることは大切です。

どこを目指すのか、そのために何をするのか、そういった目標をうまく活用しながら、自分自身が目指す理想に向けて、着実に積み重ねて行きたいですね。


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