ちばのくまさん

作編曲 / マーチング / ドラムコー / フロントアンサンブル // アメリカ文学 …

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作編曲 / マーチング / ドラムコー / フロントアンサンブル // アメリカ文学 / クリエイティブライティング / 詩 / 小説 / 作文 / 表現 // 中華民国(台湾) / シンガポール // TUBE

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2023年

こんにちは。知る人ぞ知る人間、ちばのくまさんです。 私は小学3の秋から丸12年間、マーチをやってきました。最初は気が向かなかった、というか(なぜか)やらされていたものでしたが、今では大好きなものになっています。いつからマーチへの思いが変化したのでしょうか。 おそらく、中学に上がるタイミングです。初めてM協大会やJapan Cupに出場したのは中学1年でした。その時から、「勝つ」ということにこだわりはじめました。上手くなりたいと日に日に思うようになり、自分に対しストイックになっ

    • 国立昭和記念公園

      4月25日、国立昭和記念公園に行ってきました。今回は撮った写真を紹介します。

      • これから読む本たち

        私はこれから米文学を2冊読もうと思う。1つは、ジーン・トゥーマーの『砂糖きび』(Jean Toomer, "Cane," 1923)。『新版アメリカ文学入門』でトゥーマーのページを読み、この作品に興味を持った。理由のひとつは、彼が黒人作家であり、黒人文学であるということ。マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』および『ハックルベリー・フィンの冒けん』において黒人奴隷Jimが登場し、卒論では彼に注目して書くこともした。また、以前感想を投稿したトニ・モリソンの『青い目がほしい

        • 継続は力なり

          「継続は力なり」ってなんなんだろうか。誰の何のどのような力になるのか。というか、まず何をどれくらいどのように継続しているのか。 この言葉が事実であると言える人間は(何をはさておき)長い間全力で(もしくはそれなりの意思の強さで)継続している人間である。ここで自分のことを出すのはあまりにもおこがましすぎるが、私はそういう人間だと自覚している。そうでないと13年を同じことをやってきていないだろうし、こうして14年目に突入するはずもない。 継続していることは確実に力になっていると思

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        • TUBE
          11本
        • 中華民国(台湾)台北市への旅
          8本
        • シンガポールへの旅
          7本

        記事

          TUBE's New Tune, "PERFECT SMILE"

          4月1日0時、新年度の幕開けとともにTUBEのYouTubeアカウントが更新された。そこには「富山テレビ開局55周年アニバーサリーソング PERFECT SMILE」の文字と、笑顔の兄弟の写真が。 事前告知なく急に楽曲が公開されることは今までになかった。『夏立ちぬ』(22)や「WeTube〜夏やろうの夏〜」(23)も発表からリリースまで1か月の猶予があったと記憶している。驚いた。 さっそく、MVを視聴した。曲調は"Glory Days"(08)に"WeTube"のラテンパッセ

          TUBE's New Tune, "PERFECT SMILE"

          草津旅行記

          旅行記といっても、写真に解説を加えるくらい。文章を書くつもりはない。

          最近の写真 2024.3

          最近の写真 2024.3

          なぜ私は努力をするのか

          この記事は私はなぜ努力をするのかという自分への問いかけとその答えであるとともに、私が道を見失ったときに再び戻ってこれるようにするためのものである。よって、読者に何か有益な情報を与えるものではない。もし参考になるならしてもらう、程度に考えている。おそらく何にもならない。そのようなものである。 フロントアンサンブルプレイヤーという肩書を失いつつある今、私はなぜ努力しようとするのだろうか。それはただ一つ、下手になりたくないからである。何年もかけて手に入れたものを、手放したくないか

          なぜ私は努力をするのか

          J. D. Salinger "A Perfect Day for Bananafish" が目指すこと

          はじめに  J. D. Salingerの短編集 "Nine Stories" の1作目に "A Perfect Day for Bananafish"(柴田元幸訳:「バナナフィッシュ日和」)という作品が収録されている。まずbananafishとは何かということになるが、Seymour Glassは次のようにSybil Carpenterに語っている。 当然のことながら、これは実在しない架空の魚である。この魚が作品にどのように関わってくるかは重要な論点ではあるが、この作品

          J. D. Salinger "A Perfect Day for Bananafish" が目指すこと

          smile

          When you smile, I smile. When I smile, you smile. When he smile, she smiles. When she smile, he smiles. A smile brings a smile to a man. A smile brings joy to a man. A smile brings luck to a man. A smile brings happiness to a man. Smile,

          最近撮った写真

          こんにちは。今週は文学的、音楽的なことは書かず、最近撮った写真たちを紹介することにします。 これだけにしておきます。ちなみに、トップは高倉町珈琲のモンブランパンケーキです。

          最近撮った写真

          Edgar Allan Poeが "The Murders in the Rue Morgue" における殺人事件を通して描いたもの

          はじめに  エドガー・アラン・ポーの短篇「モルグ街の殺人」は、殺人事件の犯人としてオランウータンを登場させている。なぜ人間ではないのか。なぜ他の動物ではないのか。オランウータンでなくてはならない理由は何なのか。この作品が米文学であることに留意しながら、述べていきたい。 1. 19世紀前半の米国  この作品が発表されたのは1841年である。米国(特に南部)において、奴隷制真っただ中という時期である。当時、白人は奴隷として黒人を扱っていたわけであるが、ただ単に「おい、働け、

          Edgar Allan Poeが "The Murders in the Rue Morgue" における殺人事件を通して描いたもの

          最近読んでいる作品たち

          卒論もゼミのレポートも終わり、私は文学ロスに陥っていました。何かしら読んでいないと気が済まない、そんな人間になっていたのです。ということで最近読んだ(読んでいる)本を紹介します。 ①エドガー・アラン・ポー 『ポー短編集I ゴシック編 黒猫・アッシャー家の崩壊』 巽孝之訳 新潮文庫 2009【読了】 収録作品:"The Black Cat," "The Masque of the Red Death," "Ligeia," "The Pit and t

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          大学での学びを終えて

          今日、卒業論文の面接審査を終え、大学での学びがすべて終了しました。後日「文学研究の意義」のような題で記事を書こうと思っているので、その点については今回は触れません。 大学では大きく4分野について学びました。 ①一般教養 ②教職 ③英語学・言語学・英米文学 ④国際文化 ①一般教養 本大学では一般教養科目をある程度履修しなければなりません(だいたいどこの大学もそうだと思いますが)。ということで、語学系・人文系・理数系(・体育系)と幅広く学びました。理系は普通にできないので、で

          大学での学びを終えて

          空はすべてを知っている どこで誰が、何をしているか 何が起きているのか 太郎があくびをした 次郎は二度寝をしている 三郎は学校で居眠りをしている 花子が目をこすった 明美が伸びをした 奏美が布団から手を出した みんな眠そうじゃないか そんなものなのか、人間の社会は でも、そんな自由なみんなをいつでも見放題なんだな 特等席だ 空はすべてを知っている どこで誰が、何をしているか 何が起きているのか 今日も空が大きな心を持って、楽しそうに僕らを見守っている (令和6年1月

          Toni Morrison's "The Bluest Eye" 感想

          トニ・モリスン『青い眼がほしい』。有名なアメリカ文学で、いつか読みたいと思っていた。今回、大学の課題を遂行するためにはじめて読んだ。そんなに長くない感想を、あえて言葉を選ばずに記す。 この作品は、世間一般に言われる「黒人差別」を単に描いているのではない。黒人差別とはまた違った、深く残酷な人間の精神が詳細に記されている。ピコーラを取り巻く人物(主に両親)が、なぜ彼女をそのように扱うのか。彼女はなぜそのように扱われなければならなかったのか。 黒人の中での差別。 自分を優位にしよ

          Toni Morrison's "The Bluest Eye" 感想