私は、耳が聞こえない人が通う筑波技術大学の元学生で、現在は放送大学の学生である耳が聞こえない近藤  史一です。

概要

今回は、放送大学に関する重要な情報を三つ伝えます。一つ目は、放送大学は学費が日本一安く、入学する際に高卒資格が不要です。二つ目は、選科履修生で62単位を取得すれば、実質的に３年次に編入できる制度があり、20歳で大学卒業資格が取得できます。そして、三つ目は、手厚い情報保障があることです。今回は、この三つの魅力的なポイントについて詳しく紹介します。

日本でもトップクラスに安い学費

放送大学の学費は、入学金と授業料のみで成り立っています。入学金は科目履修、選科履修、全科履修の種類により異なり、全科履修生の場合は24,000円です。授業料は、放送授業が１科目12,000円、面接授業が１科目6,000円で、テキスト代や通信指導、単位認定試験が含まれています。オンライン授業にはテキストはないです。授業料を学期ごとに履修科目の数に応じて、一括で支払います。大学卒業までの総学費は、最長10年在学しても修得単位が124単位であれば、77万円となり、2024年度からの改定予定でも日本の大学の中では最も安いとされています。

早期卒業と卒業資格

放送大学では、選科履修２年以上の在学と６２単位以上の修得を経て、18歳で全科履修生に入学すれば、実質的に３年次に編入できる制度があります。この仕組みを利用すれば20歳で大学卒業資格を取得できます。そして、中学卒業以上の学歴を持つ者であれば誰でも入学が可能です。高校進学を経なかったり、中退したりした人も、放送大学で大学卒業資格を目指せます。

手厚い情報保障

2022年2学期に、私は放送大学に3年次編入で全科履修生として入学しました。私は聴覚障がいがありますが、放送大学では番組やラジオそして、分かりやすいそして内容も充実している教科書を活用して、自分のペースで楽しく学習できました。授業は字幕やラジオ科目では台本があり、分からないことを放送大学の質問フォームに投稿したら丁寧に答えてくれてとても丁寧で感動しました。先生だけでなくスタッフさんも親切に対応してくれました。とても感謝しています。

まとめ

私は2022年に心理と教育コースに3年次編入し、既に62単位を修得して放送大学に入学しました。この編入制度では、在籍2年と残りの62単位を修得すれば大学卒業資格が得られます。私は1年で必要な62単位を取り終え、現在は残り1年は待つだけで卒業できます。学ぶ意欲がある時に専門コースの単位を早めに取得したことが余裕につながったと思います。これからも放送大学の魅力を他の人たちにも伝えたいと思っています。

他の大学も素晴らしいですが、放送大学にもたくさんの利点があります。だから、大学進学を考えてる人は、ぜひ放送大学も考えてみてはいかがでしょうか？

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