マガジンのカバー画像

考え事

6
運営しているクリエイター

記事一覧

エナジードリンクから動物柄を経て、草木染めに至るまでの私的なエネルギー移行

エナジードリンクから動物柄を経て、草木染めに至るまでの私的なエネルギー移行

「草木染めってなんだか嬉しいなぁ」
そんなことを思いながら腕に巻いた組紐を太陽の光にあてる。
母から黒豆が大量に送られてきたのは2月の頭。「草木染めに使える言うてたから買っといたで」とのこと。黒豆は高いのでありがたい。1月に近所のコープで買った黒豆を野菜置き場の奥に追いやる。

そうこうして我が家に大量の黒豆がある。大量にあるので絹糸を染めた。仕事終わりにテキトーに染めたのにこんなに綺麗に染まって

もっとみる
社会から、自分から、逃げるようにたどり着いた海外にいつの間にか救われていた話

社会から、自分から、逃げるようにたどり着いた海外にいつの間にか救われていた話

写真というのは強烈なもので、前回の記事を書くために、過去に撮った写真を見返していたら、あの時感じていた期待感や孤独感、興奮や不安、喜び、辛さといろいろな記憶が蘇ってくる。僕の海外は2010年の高校のインドから始まり、2017年のインドまでで、それ以降、僕の赤いパスポートは机の引き出しの中で眠っている。長野に引っ越してきたことやコロナの大流行の影響もあるが、海外に行く必要がなくなったという要因が大き

もっとみる

「理解したい」が生む「理解できない」という苦しみのための住み分け論

前回の走り書きから、再構築して住み分けについて考える。

「理解したい」「理解されたい」という欲求を抱えて生きる。
その程度や「したい•されたい」のバランスは人それぞれ違うにしても、すべての人が持っている欲求だと思っている。
それはありのままの自分、素のあなた、凝り固まった価値観や偏見、癖や趣味趣向その他いろいろと、表面化していたり、内在化していたり、自覚があったりなかったり。

ただその欲求は「

もっとみる

選択と後悔と成長

ふと過去を振り返る。
あの時ああしていれば、こうしていればと過去を振り返れば悔やむことは多い。しかしあの時の僕の選択肢の中には今の僕が選べる最善の手が入っていなかった。きっとあの時はあの時で持ちうる選択肢の中から最善の選択をしていたのだど思う。

生きていくうえで大切なことは選択肢をいかに増やせるかだと思っている。白か黒かだけじゃなくてグレーの選択肢を、さらに言えば赤とか青とか緑とか、選択肢は多い

もっとみる

マイ宇宙と日常

子どもたちのサンタさんへの手紙を読み、ここに平和があることを確信する年の瀬。

予想だにしなかった角度から出会いがあり、一か月以上「普通」について考えている日々だった。
僕はいつでも自分の普通と社会の普通の摩擦を感じて生きている。(それはきっと僕に限らず誰でもそうなのだと思っているのだけれども、他人のことはわからないから断言しない)
僕はこの自分の中の普通を「マイ宇宙」と認識している。僕はこのマイ

もっとみる
2021/06/11 いつだって光を選ぶように生きている

2021/06/11 いつだって光を選ぶように生きている

僕らはいつだって光を選んで生きている。
それは人間に備え付けられた自動システムだと言っても過言ではない。
自分の持ちうる選択肢の中から、考えるまでもなく、決められたように1番光に近いものを選ぶように定められている。
過ちを冒した人も同じで、選択肢の中から1番光に近いものを選んだ結果、社会から見たら過ちだっただけの話だと思う。
よく僕は選択の結果、後悔なんかを並べ立ててしまうが、それも今ここで楽しく

もっとみる