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暴力の被害者であるあなたへ

blogを初めて数日だが、さっきふとアクセス数を見ると3桁を越していた。これは緊急事態だ。

もしかしたら、この記事を読んでくれている人の中に、過去、現在進行形で暴力を受けたことがある人が予想より多くいるのかもしれない。

他の事を書くよりまず、これを書かねばならない。これは私の使命だ。


もしもあなたが配偶者、彼氏彼女、親や親戚、自分の子ども、会社の上司や同僚、友達、赤の他人でもいい、、どんなささいな理由でも、理不尽な暴力を一発でも殴られたり蹴られたり、暴言を吐かれたり、性的暴力を受けた事があるなら(経済的DVも含む)それはもうあなたは被害者の1人なのだ。それに関して決して恥じる事はない。


よくDVの被害者は『自分さえ我慢すれば…、私のせいで彼を怒らせたから…』と決まり文句を言う。暴力で人を支配する人間はかなしいかな、世の中にごまんといる。
万引きの常習犯(クレプトマニア)と一緒で、社会的地位の高い者もいれば、とても有名な著名人、経営者だったりする。まさかあの人が…?といった感じだ。もちろん普段は子煩悩なパパ、一般的な社会生活を送る者も数多くいる。

よくテレビで幼い子が虐待死に至っているニュースを見ると、自分の記憶がフラッシュバックして心がソワソワしてくる。


理屈抜きに言おう。
気配を察したらその場から逃げるのだ。

色んな事情があって逃げる事が困難な人もいるだろう。だが、昔に比べればSNSもあるし、シェルターに身を隠す事もできる。福祉を頼るのだ。市役所に行けばDV被害の相談窓口もある(これってハードル結構高いんだよね)、心の電話相談もある。110でもいい、友達にLINE一本するだけでもいい。
決して1人で解決しようとしない事だ。


私は19歳の頃から精神のバランスを崩し、心療内科に通院している。もう20年以上、フランス料理のフルコース並みに、前菜から最後のデザートのひと口まで、あらゆる薬を服用してきた筋金入りのジャンキーだ。(ジャンキーは中学校勤務時代の尊敬する直属の上司が私につけたあだ名だ。勤務する学校が変わってもたまに連絡をとると、おい、お前はまだジャンキーやってんのか?とケラケラ笑いながら聞いてくる美術の教師だ)
精神科医やカウンセラーとの相性も大切だ。どうやって対処していくか、主治医に聞くのが1番効果的だ。


暴力で人を支配する人間は、それしか物事の解決方法を知らないのだ。私からすれば暴力をふるう人間もこれまた病気なのだ。彼らも自分の親たちから凄惨な暴力で支配されてきた被害者なのかもしれない。
だからと言って暴力をふるって良いなんて理由は一つもない。

とにかくその場から逃げる、縁を切る、家を出る、離婚する、何でもいい。


祖母の教えの中の一つに
『どんなに優しそうな男でも、ジッと黙って長い時間をかけて相手の言動を観察しなさい。
3ヶ月、半年、1年経つうちに、言葉の端々にほころびがでてくる。何か違和感を覚えたら、それは暴力をふるう人間のサインだ。どんな高価なプレゼントをくれようが、そんなものに騙されてはいけない。関わったら最後、私(祖母自身)のようになるからね。
付き合う相手は、時間をかけて黙って見極めなさい。』

後々書いていく予定の、素晴らしきクズっぷり半端ない男たち…の中に祖母の教えが生かされてくる。

現に今いる相方(配偶者)は、どんな理由でも私に大声ひとつあげた事がない温厚な人間だ。
私と正反対、筋金入りのスポーツマンであり、格闘技の経験もある。過去に一度だけ聞いた事がある。

『何故あなたは私を殴らないの?』すると、
『女の人は殴るために居るんじゃない、空手でも何でも拳を使うのは、本来は身を守るための護身術なんだ。腕試しで殴り合いがしたいなら堂々とリングの上で戦うべきだ。』
だそうだ。

社会的弱者である子ども、女性、老人、障がいを持った人、ペットに至るまで……自分より弱い者に、そして更に弱い者に伝染していく暴力の負の連鎖。

大の大人の男(女でもいい)が自分より強そうな屈強な相手をボコボコにするのを私は未だかつて見た事がない。

とにかく自分の身を守るのだ。今のあなたができる精一杯の事で充分なのだ。


あなたがもし未成年の子どもならば、近くにいるできれば大人、学校の先生でも習い事の先生でも身内でもいい。友人でも誰でもいい、とにかく1人で抱えこまないで。
ものすごく勇気がいる事だし、バレたら怖いよね…そんな時はそっとコメント欄に何か残しておいてくれてもいい。

あなたの友だちや知っている子どもが同じような目に遭っていたら、どうか話を聞いてあげて。私が上に書いたような事を知らない人もたくさんいるんだ。これこそ#拡散希望ってヤツだ。

今はSNSというツールがある、1人でも多くの被害者の心に届きますように。

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