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アートとコピー、お互いの理解を深めないと良い仕事は成立し得ない

アートディレクターの後輩がつくってくれたスライド。

めくるたびに、次々と言葉が出てくる。

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僕がどんな人かを表現する言葉に、

嬉しさと恥ずかしさが猛スピードで混ざりあって、

平然を装いながらも…後輩の話にグッときていた…

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こんにちは、コピーライターの阿部広太郎です。

多くのつくり手を輩出している宣伝会議さんと、2021年の新しいチャレンジとして「アートとコピー」コースを立ち上げることにしました。

(追記)オンライン&オフラインで開講することに決まりました。

ここで言う、アートとは、アートディレクターやデザイナーの方たち。コピーとは、コピーライターやライターの方たちのことです。

2020年10月、宣伝会議さんから「阿部さん、専門コースをやりませんか?」ありがたすぎるお誘いを頂いた後に考えたのは…

どうしてコピーライターはコピーライターだけで、アートディレクターはアートディレクターだけで学んでいるんだろうか?

学びの場から両者が出会い、一緒にカタチにしていくことで想像以上のことが起こるんじゃないだろうか?

コピーライターの僕自身、自らのキャリアを切りひらけたのは、大げさな話を抜きにして、アートディレクターの皆さんとの出会いが本当にすべてで。僕が今出来ることは、意欲と気合に満ちた「出会いの場」をつくることかもしれないな、と。

「こんな講座(場)ですよ〜!」と伝えるために開催する、オリエンテーション。どうしても声を掛けたい人がいました。その人は、アートディレクターの矢部翔太くん。

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僕が講師の一人を務めたコピーライター養成講座「先輩コース」。今から5年前、アートディレクターでありながらも飛び込んできてくれて、その勢いのまま、コピーライターと組んで、ガッツリ制作物をつくり、良い話題をたくさん起こしていた。

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慶早戦(早慶戦)のポスター、話題になりましたよね。担当したアートディレクターが矢部翔太くん。コピーライターが近藤雄介くん。

出会った勢いそのまま、制作までするその姿勢が好きで、まさに僕がつくりたい講座の在り方を示してくれているなと。しかも、2020年、矢部くんと仕事する機会にも恵まれて、一緒に話しをしたかったんです。

そうして、2020年12月19日(土)オリエンテーションを、オンラインとオフライン併用で開催しました。

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当日の話の中でも、僕が聞くことができてうれしかったことを、3つ、引用しながら紹介させてください。

わざわざ講座に来て学ぶ意味って何なのか?

5年前、講座に通ってくれてどんな変化があったのか?聞いてみました。

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これに晒される経験が、一番今の糧になってると思った。

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矢部くんの話してくれた通り、そこにある学びは、即効性があると断言できるものではなくて、じわじわ実感してくる、というのが近いと思う。

そして「人生の張り合いになる」というフレーズに、めちゃくちゃグッときた。そうだよな、そこに出来る関係性で間違いなく、張り合いが増えるよな、と。

ふだん、コピーライターと仕事する時に心掛けていることは?

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表沙汰になる部分のクオリティは、私たちに全責任がかかってくる。

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自分の領域に関係ないから、相手にすべてを任せればいい、という訳ではなくて。お互いがお互いを理解しようとすること、知見を深めること。その根底にあるのはリスペクト。刺激を与え合うことで、良い仕事が成立していく。そのことをズバリ話してくれて、嬉しくなった。

阿部広太郎ってどんな人?

場をつくろうとする人の雰囲気に、場の空気は左右されるから。僕の人となりを知ってもらおうと思い、さりげなく用意していた質問。矢部くんは、こんな風に話してくれました。

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自分で、自分のことを見るのはとてもむずかしい。こんな風に見ていてくれたんだ、そして、理解してくれていたんだ。言葉にしてくれて、その場では照れが猛スピードで先走ってうまいこと言えなかったけど、感謝の気持ちで一杯でした。

「アートとコピー」どんな場にしたいか?

最後に、僕から、この講座をどんな場にしていきたいのかの話をしました。

そこは、意欲の塊が集合する場にしたい。

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デザイナー・アートディレクター 25名限定
ライター・コピーライター 25名限定
すべての回、すべての課題を出せる人のみ
事前にポートフォリオを提出。

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相手がどう見るのかを考える力。「伝わる」を意識して自己紹介のポートフォリオをつくれているのか。表参道に月イチで毎回集合でやる予定なので、意欲を最後まで持ち続けられる人なのか。

一回決めたコンビで最後までやる、というのではなくて、それぞれの相性を事務局でも想像しながら、一回ずつ組む方を変えて、自分自身の可能性を試していってほしいという思いがあります。

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事前課題については、チャンスに繋がるものを。

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その時期に、応募できるアワードにもトライ。そのまま名を上げてほしい。

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上記、マスメディアンさんのサイトから引用いたしました。

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学びの場って、手紙みたいだなと思ったんです。

思って、書いて、送って、いつか返信がくる。ある時ふと、ポストに返事が来ている。届いてたんだって、しずかに喜びをかみしめる。

「ART&COPY」コース。新しい挑戦すぎて未知数で、どうなるのかわからないけど、今できるのはとにかく準備して…なにより告知すること(本当に大切)この場を必要としてくれる人に届きますように、と祈るような気持ちです。

この試みを、どんな風になっていくのか、見守ってもらえたらうれしいです。湯を沸かすほどの熱量で、今は、とにかく、思って、書いて、送るぞ〜!

講座の決意表明は下記のnoteに書きました…!

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2022年3月の開講に向けて、体験イベントを開催します。デザイナーの方、コピーライターの方、ぜひ、ご参加ください。

ありがとうございます◎ 新刊『あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ』(ダイヤモンド社)手にとってもらえたら嬉しいです🙏🏻 https://www.amazon.co.jp/dp/4478117683/