【小説】ブレインパートナー 第7話
とにかく頭が痛かった。
上半身を起こし、頭を抱えながら、自分の今の状況を把握しようと考えを巡らせる。
目に映るのは見慣れた自分の部屋。
ただ、いつも目を覚ました時よりも目線が低い。
普段はベッドで寝ているのに、今はなぜか床に寝転がっている。
一応、体の上にはタオルケットが掛けられている。
昨日は、同期の天沼と飲んでいたところに、彼の従兄妹だという女性2人が合流した。その内の一人と、場所を変えてお茶を飲む予定だったのに、なぜか別の居酒屋に行って、それ以上に飲まされた。自宅