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『ローマの休日』を観ました

「始まるよー。」
「オッケー。」

一昨日の金曜ロードショーは永遠の名作『ローマの休日』でした。
ちょうど こざる達の おしゃべりコーヒータイムの時間です。
こざる達は 一緒に暮らしている人間の おばあさんの りこちゃんが寝た後に、
映画を観たり、本を読んだり、音楽を聴いたり、おしゃべりしたりと、皆で夜のお茶の時間を過ごします。

「間に合ったー。」
こざるちゃんが りこちゃんの部屋から戻ってきました。
「もうスヤスヤ寝てるよ。」

「僕たち、『ローマの休日』は大好きだから、ちゃんと録画したDVDがあるのに、テレビでやるって知ると その時間に合わせて観ちゃうんだ。」
「毎年、繰り返し放送する名作の映画も、DVD で持っているのに観ちゃうんだよねー。」
こざる達、うんうん頷きます。

これは録画しておいて また観よう!と思っても、今のところ実際には なかなか観る時間もなくて、
それでテレビに合わせて観ているという、時間が決まっていると ちょっと映画館に行くようなノリです。

大好きな映画というのが誰にでもあると思いますが、私の一番好きな映画は複数あって、そのうちの一つが『ローマの休日』です。
何度観ても、また観たくなる作品、本当に名作だなと思います。
ストーリーはシンプルですが、なんといってもオードリーの魅力が全開、グレゴリー・ペックも素晴らしい。
台詞、間、表情、仕草、それを捉えるカメラワーク、音楽、何もかも全てが完璧だと思います。

今の映画のようなコンピューターで編集作業をする時代ではなかったけれど、
その分、人の感覚が研ぎすまされていたように思います。
今のように後から切ったり貼ったりは出来なかったでしょうから。

「今の時代だったら、アン王女はジョーと結婚できたのに!」
「そうだよねー、今の王族の人達、自由にしている感じだもんね。」
「彼らだって 同じ人間だもん。たまたま そこに生まれてしまっただけだから。」
「ちゃんと人権が認められなくちゃ。」
こざる達、うんうん頷きます。

ヨーロッパの王国の いずれ女王になる王女様がアメリカ人の新聞記者と結婚。
ちょっとワクワクします。

「新聞記者といえば、最後の記者会見のシーン、記者は全員男性だよね。」
「これも今の時代だったら、半分は女性だよね。」
「うん。こんなにたくさんいるのに、全員男性って ものすごい違和感。」

これ、今の日本だと 例えば首相会見などは 女性はゼロではないものの、圧倒的に少ないでしょうね。
半分が女性記者だったら、もっと日本は良くなっているはずです。
(この話題を始めると終わらないので...)

それにしても、この最後のシーンの二人の表情、演技の素晴らしさ。
何度観ても感動します。
最後に1人で ゆっくりと立ち去るジョーの間のとり方、カメラワーク、余韻。
この余韻がまたとてもいいのです。
アン王女は行ってしまって、音楽が流れて、二人の気持ちは まだそこにあって。

今の時代、このレベルの作品を作るのは、とても難しいと思います。

「本当に良かったねー。」
こざる達、映画が終わって 皆で拍手します。

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

こざる達のコーヒーの友は、ウエハース菓子、Loacker(ロアカー)です。
舞台がローマなので、イタリアのお菓子にしました。
鮮やかで美しいデザインの包装、イタリアですね。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
雨の後で気温と湿度が急に上がったり、また肌寒くなったり、気圧も大きく変動していますので、どうぞ無理せずゆっくりゆっくりお過ごし下さい。
よい毎日でありますように (^_^)

5月9日に こちらの嬉しい知らせが届きました。
読んで下さった皆さま、スキをつけて下さった皆さま、どうもありがとうございます。

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5月23日にも届きました。どうもありがとうございます!


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