昨夜、山形県沖を震源とする大きな地震がありました。
震度6強の揺れがあった新潟県、村上は、
昔、りこちゃんが旅行に行ったことがあります。
食べ物、お酒がとても美味しく、
大変美しい景色が広がって、人々も優しいいいところだったそうで、
帰って来てからも、何度も よかったよーと話していました。

今朝も いつものように りこちゃんと こざる達は、
賑やかにお喋りしながら、朝ごはんを食べました。
テレビで、地震のニュースをやっている時は、
皆、静かにじっと見ていました。

「まだ余震もあるだろうけれど、皆が無事に過ごせるように祈っているよ。」
「被害も、どうかできるだけ最小限でと願うよね。」
「そして早く、いつもの普段の日常に戻りますように。」
皆は、うんうん頷きます。

「そうだ!」
こざるちゃんが そう言って立ち上がります。
「どうしたの?」
「うんとね、皆、そろそろ食べ終わるよね。」
そろそろ、食べ終わりそうです。

「じゃあ 食後のコーヒー、淹れてくるね。」
「ぼくも行くよー。」
「お願いねー。」

こざる達二人組は、台所へ行って、
コーヒーの準備をします。

「ラベンダーが咲いたでしょ。だからね、少し摘んで、りこちゃんに見せてあげようと思って。」
そう、こざるちゃんが言います。
「うん、いいね! いい香りもするしね!」

こざるちゃんは、小さな庭へ行って、ラベンダーを少し摘みます。ふわーっと いい香りが広がります。

「わぁ、いいねー、りこちゃん、喜ぶね。」
「うん!」
「ラベンダーが咲いて、もうすぐ夏だね。」

異常気象と言われていても、
植物は その時期になるとちゃんと花が咲きます。
静かに毎日、コツコツ頑張っています。

ラジオからは、こざる達の大好きな歌が聴こえてきます。

「僕は死ぬまで　いったい何回
隣に居るあなたの名前を呼べるのだろう
誰もがみんな　生まれてすぐに
命の証として　もらった贈り物」

スキマスイッチの『未来花』です。

こざる達もコーヒーの用意をしながら、
一緒に歌います。

「あなたと一緒に　あとどれくらい
おはようで始まる朝を迎えられるだろう
声が届き　声を返す
そんな何気ない日常
ひとつひとつに愛情の種を撒こう」

こざるカフェは、今日も ゆっくり始まって
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
初夏を感じる花も見かけるようになってきました。
よい毎日でありますように (^_^)