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優しいという環境

非常に興味深い実験があります

幼児同士の社会的な
*互恵性の発達の調査実験です

ある社会的関係性の中でお互いが他者の行為に対して何らかの形で報いることをいう。 その意味で互恵性は他者の行動に条件づけられた社会的行為

互恵性

子供BのCに対する親切(利他)行動をAが観察すると、
後にAはBに対して親切に振る舞うという実験結果が
何例も確認されたというもの

親切心は、自分に返ってくる

{親切な心・行動は自分に返ってくる}
という言葉のエビデンス(根拠)になる
という事になります

非常に大きな価値を生んだ実験結果と考えます

幼児同士っていうのが重要なポイントです

大人と違い
その行動に他意(裏心)がある確率が低いからです

そして

親切を受けたCではなく
親切な行動を見たAが
Bに親切にする

これも面白い!

返報性の法則とかってのは
してもらった恩を
当事者が返すって視点ですが
今回の話は
第三者がその行動を見て変化するっていうのがPOINT

いやぁ、
人間って面白い…

やはり人間は
知識や言葉よりも
行動や背中に心を動かされる生き物
という事も言えます

優しい行動を観察した子は
それを自然に真似をする…

やはり
人間にとって
優しいという環境
は本当に大事ってこと ★⁠o⁠☆⁠

素敵な行動を選択する人間の周りには
素敵な行動を選択する人間が集まってくる

まさに類は友を呼ぶ…

脳神経学ってのは、
常にそういう事を教えてくれる

大人も
意識してなくても
普段の挨拶や態度や働き方や表情やらを
無意識でも色々と見てますよね

そう、
人間の本質は
その行動に出るって事を
我々は本能で知ってる

「挨拶をしなさい!」と言うが
自分は挨拶をしない親を観察した幼児は挨拶をしない

が、

挨拶をしなさい。という教育がなくても
両親が常に人に挨拶をしている場面を観察してきた幼児は自然に挨拶をする

子供が見ているのは、知識・言語ではない
両親の行動です

言葉よりも、行動を見られています

子供に嘘はつけないという事です

なんぼええ事言うても
倫理道徳を説いても
子供が観てるのは、
大人の普段の行動なのよ⁠(⁠ ͝⁠°⁠ ͜⁠ʖ͡⁠°⁠

脳神経学では
この優しさが返ってくる事を
人間の発達進化の過程で重要な事で、
種を保存してきた証
と表現されてます

ってことでね
我々はやはり表面だけでは
人を救えないし
人に良い影響なんて与えられない

他人がどうのこうのではなく、
自分が自分と向き合い
自分が誠実な生き方をしている

その曇り無き姿こそが
人に影響を及ぼすのです

ならばやることは1つ

自分と向き合って生きる

それだけなのでしょう





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