Kato Natsumi

本 / 公園 / 銭湯 / 手話 / 走る / 石拾い / ベンチ / インタビュー

Kato Natsumi

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マガジン

  • 友だちのトモダチ。

    これまで出会ってきた方々をインタビューしたノートです。 読んでくださった方が友だち(かとう)のトモダチ(インタビュイー)と友達になってくれたらいいなと思って書いています。

  • 語りの風景

    お話しした内容をなるべく編集せずに公開しているインタビューです。

最近の記事

一人芝居をするときは、家族には 「遊んでくる」 じゃなくて 「しゃべってくる」 って言ってました

ーこの前、点字で書かれた数学の教科書を見せてくださったじゃないですか。あれ、すごく興味深かったです。 本当はね、あの"胸アツ"の教科書を持ってこようと思ったんですよ。でも、返しちゃったから。 ー 点字で書かれた二次関数のグラフがきれいでした。 僕、数学は苦手ですけど、図を見るだけで計算しなくていいって言われたらずっと見てます。美術作品として。地図やグラフについては、見える人と共有できる文法がありますよね。地図もグラフも、触りながらいっしょに見ることができるので、胸アツが

    • 結局塾行ってもまともに勉強せんで、その子ともう一人の友だちと話したり、スピッツの歌うたったりとかしてて

      インタビューをした時期:2021年 春 インタビューをした場所:東京駅近くのスターバックスカフェ 語り手:お仕事のなかで出会った方(30代男性、自動車が好き) ー稲葉さんてかなり引越ししてて、今のお住いの環境と幼少期の環境がだいぶ違うじゃないですか。幼少期にいた奄美大島(鹿児島県)とか自然が多い方がいいとかってないんですか? えっとね、ないですね。あんまり奄美の自然でいい思いしたことがないんで。住んでたところが山なんですけど、絶対自転車じゃ登れない坂なんですよ。帰るのもめ

      • 物に対する考え方

        お気に入りの物について好きなように話していいということで、本当に好きなようにしゃべらせていただきました(笑) 物に対する考え方って基本的な自分のスタンスにも深く関わっていて、文字にしていただいてはじめて気づくこともあり。たのしい時間でした。 しおりちゃん、ありがとう〜〜〜

        • 服は布の構造体

          小島 汐里(こじま しおり) 93年千葉生まれ。16年慶應義塾大学 環境情報学部卒業後、医療系出版社に勤務。大学時代、姉の結婚式に行くためのドレスを自分で縫い、そこから少しずつ洋裁に興味をもつ。2018年から洋裁教室でソーイングとパターンメイキングを勉強中。本屋で出会った友だち。 服と気持ちの関係 加藤(以下、か):しおりちゃんとは本屋さんで出会って、そこからおもしろい本とか映画とかを教えてもらうようになったよね。数年前から洋裁を習いはじめたと聞いていたので、今日はそのこ

        一人芝居をするときは、家族には 「遊んでくる」 じゃなくて 「しゃべってくる」 って言ってました

        マガジン

        • 友だちのトモダチ。
          8本
        • 語りの風景
          2本

        記事

          ヤア! ヤア! ヤア! ファッションで会話しよう!!

          伊澤 沙里(いざわ さりー) 93年東京生まれ。15年東京造形大学・造形学部・テキスタイルデザイン専攻を卒業後、染物屋で職人として働いている。休日はzineをつくり、お正月が近付くとお正月飾り屋としても活動する。小学生のときからの友だちで、映画や銭湯へいっしょにいく人。 ディグることが人生 加藤(以下、か): サリーとは小学生のときからの友だちで、中学生から大学生まではあんまり会わなかったけど、働きはじめてから電車でばったり会うことが多くなったよね。 サリー(以下、サ)

          ヤア! ヤア! ヤア! ファッションで会話しよう!!

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          a good day

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          確かさを感じる人

          2ヶ月近く前に仕事であったできごとが、大切なことだったような気がしたので、書き残しておくことにしました。 勤め先で、精神障害者手帳をもった方のリワークの担当を引き受けたときの話。(機密性の高い個人情報であるため、話の骨子は変えずにかなりでたらめに書くことをお許しください。) * 名前は山田さんとしておこう。 山田さんは私より10歳くらい年上で、発症前まで中学校の先生として働いていらっしゃった。はじめてお会いしたときは、緊張して、トラウザーを両手でくしゃっと摑んでいた。帰

          確かさを感じる人

          尊敬した人は、目が見えなかった

          高橋 昌希(たかはし まさき) 91年、香川県高松市生まれ。広島大学教育学部・特別支援教育教員養成コースで学ぶ。2014年同大学を卒業後、国立障害者リハビリテーションセンター学院・視覚障害学科に入学。同大学卒業後は、日本赤十字社が運営する「神奈川県ライトセンター」にて歩行訓練士として従事。18年から同行援護事業所「みつき」を運営している。視覚障害に関する情報を発信するメディア「Spotlite」(https://spot-lite.jp/)発起人。 視覚障害者コミュニティの

          尊敬した人は、目が見えなかった

          (番外編) 祖母、 その憎き存在について

          私が小さいころから親はとてつもなく忙しい仕事をしていたので、 育児のほとんどを母方の祖母が担っていました。 祖母がつくったご飯を食べ、祖母がつくった服を着る。そんな日々。 でも、生まれてから一度も祖母と心通わせたことはありません。 価値観が違いすぎて、優に100回は喧嘩したと思います。 *    *    * 祖母は戦前の大阪府で生まれ、中学を出てすぐに会社に勤め、結婚とともに上京してきました。「脱・大阪」を掲げているものの、半世紀を過ぎた今も関西弁で、牛肉絶対主義を抜

          (番外編) 祖母、 その憎き存在について

          あたらしい時代、 あたらしい政治について

          小松 樹英(こまつ みきひで) 96年東京生まれ(育ちは茨城県)。首都大学東京在学中から議員インターンシップに参加。2018年に同大学卒業後は、外資系コンサルティング会社で働きながら、地域政党「あたらしい党」のスタッフとして党を育てるために奔走中。とにかく優秀すぎる後輩さま。 不条理との出会い 加藤(以下、か): こまっちゃん、すごく忙しいのに今日は時間をつくってくれてありがとう! こまっちゃん(以下、こ): いやいや、とんでもないですよ~~~! か:こまっちゃんとは

          あたらしい時代、 あたらしい政治について

          light…light……

          light…light……

          "まち" を形づくるもの

          廖 怡鈞(リョウ イ キン) 92年桃園生まれ。2010年國立政治大學 外国語文学部 日本語学科に入学(新聞学科も同時専攻)。14年から同志社大学へ留学。帰国後は大学へ通いながら、まちづくりNPOの職員に。16年に退職し、上智大学大学院で地域におけるメディアの役割について研究をはじめる。現在、修士課程。本屋で出会った友だち。 まちを多角的に見る 加藤(以下、か): リョウさんとは本屋ではじめて会ったんだよね。そのとき、台湾のハンドサインを教えてもらって、かっこいいなと思い

          "まち" を形づくるもの

          自分らしく、 みんなと生きる

          西野 歩(にしの あゆみ) 65年東京生まれ。90年より東京慈恵会医学大学付属病院にて作業療法士として勤務。95年より社会医学技術学院にて未来の作業療法士を育てる仕事に就く。現在は高齢者のためのシェアハウス設立に向け「煌めく返り花プロジェクト(https://www.kiramekukaeribana.com/)」の代表として活動。加藤の母の幼なじみ。 「なにをするか」「どうするか」があなたをつくる 加藤(以下、か): あゆみちゃん、忙しいのに時間をつくってくれてありが

          自分らしく、 みんなと生きる

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          冬の海をみにいった日(朝)

          冬の海をみにいった日(朝)

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          冬の海をみにいった日(夕方)

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          ことば の 水先案内人

          志村 響(しむら ひびき)94年東京生まれ。首都大学東京に入学後、独学でフランス語を学び、2年次からフランスに留学。帰国後は東京外国語大学に編入し、音声学・音韻論を学ぶ。在学中から語学塾こもれび(https://www.commorebi.com/)を運営。現在はこもれびの塾長。フリーでフランス語教師もしている。大学の音楽サークルで出会った友だち。 “語りかけてくる言葉”がある” 加藤(以下、か):「友だちのトモダチ。」って試みは2つ目的があって。1つはこれまで会ってきた

          ことば の 水先案内人