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2000年以上前からある他者を信じ、力を引き出す人との関わり方

呼びかけに、
「はぁ。なに?」とダルそうに応える。

親と喧嘩になるいつもの流れ。

「「好き」ってちゃんと伝えてよ」
「なんでわかってくれないの?」
恋愛が終わるときのいつもの流れ。

こういうお決まりのパターンで他者との良い関係性を台無しにしてしまう。身の回りにいっぱいあるんじゃないでしょうか?

あるある。そんな声が聞こえてくるようです笑

さてさて。

ではもし、他人からの呼びかけに「気にかけてもらえて嬉しいよ」と思っているかのような感じで、笑顔で応じるようにしていたら。

もしいつも、彼女と朝最初に顔を合わせるとき、そして夜別れるとき、どんなに喧嘩をしていても、最初に新鮮な気持ちでそう伝えたように「愛してるよ」と伝えることにしていたら。

また違った反応を互いに引き出せていたのではないでしょうか?

実は、こういう発想をした人が2000年以上前の中国にいたというんですね。

それがみなさんご存知の孔子で、
彼の「礼」という概念は本質的にはそういうことらしいのです。

礼儀とかマナーとかって聞くと、堅くて仰々しくて、ロボットみたいだとすら思っちゃう人もいるかもしれません。

じっさい、そういう捉え方でマナーを押し付ける人もいることでしょう。

ですが、本来的な「礼」とは、感情に磨きをかけ、よりよい反応が直感的に前面に出てくるようにすることが目的なのです。

大事なことなので、もう一度。

本来的な「礼」とは、感情に磨きをかけ、よりよい反応が直感的に前面に出てくるようにすることが目的なんです。

ちなみに、このように直感的な反応を磨いていくことを「修養」と呼ぶんだそうです。

いかがでしょう?

「互いに、より温かみある反応ができる自分を引き出せるように、「〜であるかのように」ふるまってみないか?」

こういう柔軟で、他者の力を信じ引き出そうとする創造的な提案、素敵だと思いませんか?

ではでは。


参考書籍:


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