そして全治5週間の骨折だった


4歳の娘が幼稚園で見つけたちいさな石やほそい木の棒やお花の蕾や種を見るのがだいすきで、今日はお尻のポケットにハイビスカスの蕾を入れて帰ってきてくれた。

でも可哀想なことに今日は鉄棒から落ちて怪我をして、私も娘も蕾を楽しむどころじゃなくて、怪我のショックで意気消沈する娘の世話をして寝かせて、洗濯機を回してからハイビスカスの存在を思い出した。
さっき洗濯を終えたハーフパンツを取り出して、くしゃくしゃになった蕾を食卓に添えた。

娘が幼稚園で収集してくるぜんぶにたくさん楽しいとか嬉しいとか詰まってて、帰宅するたびにひとつひとつ私に見せてくれて、そうしてもらえるたびに私は自分がすごくすごく大切な存在に感じられる。
大切に扱ってもらえて、たくさん愛してもらってるって実感する。

私は仕事で、娘は幼稚園で、離れて別々の時間を過ごしてても、いつもお互いのことを想ってるんだなあって幸せな気持ちになる。

幼稚園でやってきたぬりえを持ち帰るのを忘れた日、娘はたくさん泣いて「ママに見せたかったのに」て言ってくれるのが嬉しくて、忘れちゃったのこっちも悲しくなって泣いたりする。

種も木の実も砂も小石も色水も、何もかも捨てられなくて溜まっていく一方だけど、ぜんぶぜんぶ娘と私が成長した証って大切にしたい。

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