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くっかるとは

はじめまして「くっかる」です。

くっかるとは、深みのある赤の中に瑠璃色を忍ばせた羽とくちばしが美しい
リュウキュウアカショウビンという渡り鳥。
私の住む島の方言では、この鳥のことを「くっかる」と呼んでいます。

「キョロロロロ〜」と美しい声で鳴き、梅雨の頃になると遠い南方のアジアの国から私の住む島にもやってきては暮らしています。

季節を告げる赤翡翠は、島の人々を癒やす旅人。

そんな私も、いくつかの心のふるさとを持つ旅人です。

京都で生まれ、滋賀の琵琶湖のほとりで育ち、大学時代は湯けむりの町、別府で過ごしました。

どの町も帰るとほっとした気持ちになる私にとって大切な場所ですが、母の生まれ故郷であり、子供のころ毎年のように夏休みを祖父母と過ごした「沖永良部島」での想い出や風景が忘れられず、5年前にRターンして(ルーツのある場所に移住すること)今は、南の島暮らしをしています。

独特な自然、気候、文化、そして多世代で住むことで感じるこの島ならではの発見に満ちた日々や、教えていただいた生きる知恵、感じたことや思ったこと、旅のきろくなどをぽつぽつと書き残していけたらいいなと思います。

このプロローグを書きはじめた深夜、今年初めて庭の方からくっかるの声がこだましました。

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