不妊原因を探ろう*子宮内膜症
こんにちは(^ ^)クマです!
今日は不妊原因の中から子宮内膜症に関することをお伝えしていきます。
◎子宮内膜症とは
子宮内膜症は子宮内膜が子宮腔以外のところに流れていくことで発生します。
月経血が逆流することで本来では流れていかない卵巣や子宮の裏側、子宮の靭帯などに流れ、くっついてしまうことで生じると言われています。
また、リンパ液や血行によって内膜組織が運ばれることにより離れた組織中でも発生するすがとがあります。卵巣の子宮内膜症のこのリンパの流れにより生じると言われています。
子宮内膜症は身体のどこの組織にも見られますが、肺に発生すれば月経期に血痰を、腸に発生すれば下血が見れることがあります。
◎不妊の女性では子宮内膜症の頻度が上がる!?
子宮内膜症は卵巣から分泌されるホルモンの影響で増殖し厚くなりますが、妊娠が成立しないと剥がれて月経血として対外へ排出されます。この子宮内膜が子宮内腔になく、骨盤の腹膜や卵巣に入り込んでくることで子宮内膜症が発症します。
月経の時には組織の中に出血するため痛みが強く出ますし、性交痛を伴うこともあります。
一般女性では5〜10%の頻度で起こりますが、不妊女性では2〜4倍の20〜40%に見られ、不妊の原因になっていると考えられています。
◎卵管や卵巣を巻き込む子宮内膜は妊娠を阻害する
子宮内膜症が卵管を巻き込むと卵管性の不妊原因になります。
また、卵巣に発生すると卵胞発育の妨げになることもあり、不妊の原因となり得ます。
そのため、子宮内膜症ができる部位によっても妊娠を阻害しやすくなるか否かが違ってきます。
◎子宮内膜組織から分泌される物質が妊娠を阻害する
子宮内膜組織からサイトカインという免疫に関係する物質が分泌されます。
分泌されるサイトカインは卵管機能・卵胞発育・黄体形成あるいは受精を障害すると言われています。
子宮内膜症は不妊の原因になると言われています。
誰でも起こりえる病態なので、生理痛が重くなってきたなと感じる場合には放置せずに受診した方がいいでしょう。
子宮内膜症は月経が頻回におき、月経期間が長い女性に多く見られるとも言われているので、思い当たる方は生理痛が酷くなっていないかなど気にしてみると早期に気づくことができるかもしれません。
早めに対応して症状が軽いうちに治療をできるといいですね。
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