きぼうの

書いてる人:伊藤熊太郎

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最近の記事

#5 選挙へ行こう

私は頭が悪いので、頭が悪い発言をするのですが、長崎3区選出の自民党清和政策研究会に所属する谷川弥一衆議院議員とおっしゃるおじいさん、さっさと●なねえかなあ、なんて思ってしまいます。頭が悪いので。 そもそも80歳を過ぎたおじいさんがこの酷く細分化されて流動的なこの時勢に対してまともに政治を取り繕えると思えないのですが、長崎3区の有権者の皆様如何でしょうか? 2022年7月8日に、もし山上容疑者が、自作の拳銃ではなくプラカードなんか掲げて自らの主張を訴えていたら、現在の混乱は

    • #4 幸手の80歳の市議

      平成30年の全国市議会議長会の調べによると、市議会議員の年齢構成は、男女合わせて割合が高い年代が『60〜70歳未満』の40,3%で、次いで『50〜60歳未満』の24,1%となっている。『70〜80歳未満』も16,3%にのぼり、日本の市町村議会の8割近い数字でお歳を召された方の先生が様々な議題を話し合われている事となる。 この幸手市の80歳の老害市議が特異なだけであって、他のお年寄り先生様達はさぞご立派に議員活動をされているのかもしれませんが、全国の市町村議会議員の大半が、追

      • #3 言論と暴力

        安倍晋三元総理が銃撃されて亡くなった事件から7月8日で1年が経った。 山上徹也容疑者の公判はまだ始まっていないが、この1年で山上容疑者が凶行に至った理由とされている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)、及びこの国の宗教団体を取り巻く環境は随分と厳しくなったと思う。 旧統一教会の被害実態から波及し、他団体の宗教2世問題も世間に明るみになった。 岸田政権下で文化庁による宗教法人法に基づく6回目の質問権を行使したが、実際に旧統一協会へ解散権の行使をするかどうかは不透明だ。しかし国

        • #2 誰かを好きになると云うこと。

          恋とか愛とか、誰もが抱く普遍的な感情も、生まれてきた国や時代に依って罰を与えられたり迫害を受けたりする。 アフリカ東部ウガンダで2023年5月末に反LGBTQ(性的少数者)法が発効した。この法案は世界で一番同性愛に厳しい罰則が設けられ、最高刑は死刑だ。 恋に気付いた時、その相手が同性だったら罪と見做される。 ただ誰かを好きになっただけなのに。 同性同士で性的関係を持つこと自体ウガンダでは既に違法だが、規制が更に強化されたかたちだ。法律を複数回違反したり、HIV(エイズ)

        #5 選挙へ行こう

          #1 どうして人を殺しちゃいけないのですか。

          「どうして、人を殺しちゃいけないのですか?」 26年前の23時のニュース番組での言葉だ。 僕はまだ小学校高学年だったと思う。子供がそんな深夜帯のニュース番組をどうして観ていたのだろうか今にしてみれば不思議で仕方がないが、テレビの中でお兄さんが白髪のおじさんに訊いていたのを覚えている。 ニュースは当時、神戸で酒鬼薔薇聖斗こと少年Aが起こした猟奇殺人で持ちきりだった。朝から晩まで少年Aについて報じ、被害に遭った児童の年齢が近いこともあって、ニュースを食い入るように観た。

          #1 どうして人を殺しちゃいけないのですか。

          まえがき(あとがき)

          将来に対する唯ぼんやりとした不安という言葉を残し、自死を遂げた文豪がいた。まだ昭和のはじめの頃である。享年35歳だった。 自分も35歳になった。将来に対する唯はっきりとした不安を抱え歳を重ねていく。ぼんやりなんて曖昧な表現も不要である。明瞭な不安である。 人生は時に辛いことばかりだ。嫌なことが良いことを数で上回る苦行の連続。日々憂鬱な報道に触れ、気が滅入ってしまうことがある。夜眠りに就くとき、明日なんて来なければいいのと願って眠りに就く。けれども朝はやって来るし、起きたなら

          まえがき(あとがき)