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「前澤ひとり親応援基金」に応募してみた件。

5月10日の母の日に創設された、「前澤ひとり親応援基金」。前澤さんといえば、ご存じZOZOの創業者であり、スタートトゥデイの社長。災害支援などの社会貢献活動、最近では総額10億円のお年玉プレゼント企画なども話題になった。そして、今度はひとり親の支援。

「基金創設への想い」を読むだけでもじーんとしてしまう。

シングルママもシングルパパも、
きっといろいろあった人たちなのに、
なんか逞しくてたまに弱くて人間らしくて、
素敵だなーっていつも思ってるのです。

ひとり親の子は可哀想だなんていうのもきっと違くて、
いろいろあった人の背中の方が、何にもない人のそれより大きくて、
そんな背中を見て育ってきたからなのか、
ひとり親に育てられてきた身近な友達を思い返してみても、
みんな優しくて人の気持ちが分かるいい奴らで。

だから、僕はこの基金をとても前向きな基金にしたいのです。
いろいろあった人たちが、堂々とそのカッコいい背中を子供たちに見せ続けられますように。(後略)

活動の第一弾として、シングルマザーとシングルファザーを対象に、現金10万円を1万人に配布することが発表された。

コロナの影響でほとんど仕事がなくなって1ヵ月近く。これからの不安は尽きない。応募してみようか。いや、私なんかよりも、もっと困っている人がいるはず。やめておこうか。と延々悩んで、ついに締め切りの5月15日。

その時点で40万人ほどの応募があり、当選確率は40分の1。40人にひとりが当たると考えれば希望が持てるけど、39万人は当たらない…と考えれば、まったく当たる気がしない。どうせ当たらないなら、と気軽な気持ちでアンケートに答えて応募してみる(応募条件はフォロー&RTが外され、アンケートのみになっていました)。「どうせ当たらない」と言いつつ、アンケートを送信するころには「当たったらどうしよう」ということばっかり考えてる自分がいる。

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締め切りの翌日、抽選作業に入るとのこと。

朝から前澤さんのtwitterを何度もチェック。

「抽選がはじまりました」のツイートに、笑っちゃうぐらい何度も何度もメールをチェックしてしまう。その後、「夕方までに抽選を終えて、夜には結果をお知らせ」とのツイート。それは、そうか。1万人の抽選とメール送信。1 日でやろうというだけでもすごい。このスピード感! いや、「感」ではなく、スピード! ぜひ政府にも!

そうそう、応募は最終的に約45万人になったので、その全員がほんとうにシングルなのかどうかはともかく、それだけシングルマザー・シングルファザーが多いということに驚く。もちろん、応募していない人のほうが多いだろうから、今やシングルはそう特別でもないんだな…と思ったり。

その合間にも何度も何度もメール見ちゃうのは、しょうがない。

そして、夜。「ただいまからメール送信します」のツイート。さらに、「メール送信完了しました」。

メール………しーん。だよね。はぁぁぁぁ。

でも、応募してから発表までの2日間、希望を持てたし、空気読まずに送られてくるメルマガを解除できたし、楽しませていただきました。

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当たった人いるのかな…とtwitterで 「#前澤ひとり親応援基金 」を検索。いや、これがもう泣けてくる。

「おかあさんが当たりました。進学資金にします!」
「当選通知に涙が出ました」
「ランドセルを買うお金にします」
「子どもが大きくなったら絶対に話します!」
「苦労しているお母さんに当たってうれしい!」
「我慢ばかりさせてる子どもが笑顏になれるように使いたい」

などなど。当たらなかった人も「おめでとう」「本当に困っている人に当たってよかった」「当たらなかった人も頑張ろう!」というつぶやきが多くて、抽選には外れたのにちょっと幸せな気持ちにもなれました(当然、一方では当たらなかったという恨み言もあるのですけどね)。

シングルで子育てをしていると、ついつい両親が揃っている家庭と比べてしまって、「子どもがかわいそう」「子どもに申し訳ない」「なんで、こんな苦労ばっかり」「生活苦いつまで続くねん」と思ってしまう。でも、今回この企画に応募させてもらったことで、自分だけじゃない、頑張ってる人がこんなにもたくさんいる、ということを身近に感じることができた。(トトロのサツキとメイ風に言えば)「ひとり親だけど!ひとりじゃなかった!」って感じ。

当たらなかったけど、よかったな。

と言いつつ、「第二弾、第三弾と応援基金は続きます」という前澤さんの言葉に、また期待を寄せたりして。

前澤さん、夢のある企画、ありがとうございました。いつか当選したら、ランチパック食べながら踊ります。