中国人観光客が「日本のサービスって、こんなに悪かったっけ?」と首をひねったらしい件
興味深い記事を読みました。
記事によると、何度も日本を旅行している中国人夫婦が日本のサービスの質の低下に不信感を感じてるようです。
去年も不信感を感じてて、今回も不信感を感じてると書いてあります。ですから、この夫婦がはじめて首をひねったのはいつなんでしょう。
以前から、この夫婦は日本の背客にさほど期待していなかったのではと感じます。
さらに、首をひねらざるをえないと感じた理由として・・・
買ってないものが計上されていた
商品の金額を間違えていた
タクシーが指示通りに運行しなかった
料理の注文を聞き間違えた
などを具体例として説明しています。
この全部に、店員の単なるミスと客側のコミュニケーション能力の低さが関係しているように思います。
しかも、相手の間違いを指摘すると店員は謝ったそうです。
つまりミスを認めて、対応してくれたってことですよね。だったらサービスとしては十分ではないかと思います。
誰にだって間違いはあります。
日本人同士でも聞き間違い、言い間違いはよくあります。ましてや外国人観光客が話す日本語です。そこにトラブルが生じないほうが不思議です。
さて、レジの打ち間違い・商品の金額がわからない・タクシー運転手がダメな人、注文を聞き間違えるって中国の日常です。
最近はレジに並ばず自分で会計を済ますことが多くなりましたのでトラブルも減ってますが、以前は基本毎回レジの打ち間違いを確認しないと安心できませんでした。
基本的に間違えてますし、間違いを指摘しても訂正されるだけで謝罪なんてありません。
商品について質問して、まともな答えが返ってきたことなんてありません。ある時、ワインを物色していたら店員が「そのワインの味わいは最高ですよ」と言います。
それで、ワインをよく飲むのと聞いたら「飲んだことない」と答えます。どうして飲んだこともないのに、ワインの味わいについてコメントできたのでしょう。
タクシー運転手が愛想悪いのも、運転が雑なのも、ルートを間違えるのも中国では良くあります。
最近、配車アプリで呼んだ車の運転手がルートを間違えてしまいました。
ものすごく遠回りになってしまいヤレヤレと思っていたら運転手が切れ気味の口調で言い訳をはじめます。くどくどと文句を言い続けます。
それで「悪い評価なんてつけないから心配しないで。運転に集中して」と言いました。運転手は「わかった」と言って言い訳をやめました。
彼らが心配しているのは評価であり、顧客の満足度ではないのです。
こういったことがデフォルトの国からすれば、日本のサービスは最高だろうと思います。
ミスをする店員に当たったり、こちらの指示を聞き取れない運転手にあたったくらいで首をひねっていたら、あなたの首はねじ切れるよって思いました。
きっとこの記事で取り上げられた中国人は日本をより深く知ることができたのでしょう。
日本に何度か遊びに来るうちに、リアルな日本に気づいたり、以前だと行かなかったお店などに行くようになって粗が見えたのが実際のところだと思います。
酷い接客なんて、昔から結構ありましたよ。
そして、外国人に対する不躾な態度を隠さない日本の店員って普通に存在します。
多くの海外生活者の皆さんと同じく、わたしも日本に帰ると外国人に間違われます。
こちらは日本語で話していても、英語で返されたり、片言の日本語で何かを言われることすらあります。
くわえて彼らの英語や接客には礼儀が欠けていることも多くあります。そんなものです。すべての日本のスタッフがお客さまのために尽くしてくれるとか幻想です。
日本に触れれば触れるほど、至らないところに接することになります。
そんなわけで、首をひねる前に、やっとリアルな日本を体験できたと喜んでいただきたいです。
ちやほやされて良い気持ちになりたいなら、中国のリッツ・カールトンとかシェラトンなどに滞在すれば良いと思います。
先日、シェラトンのバイキングに行きましたが、日本以上のおもてなしをうけましたよ〜楽しかったし、美味しかったです。高かったけど・・・
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!
皆さんの「スキ♡」が私の原動力です。メンバーでなくてもタップ可能、しかも無料です!下の「スキ♡」をクリックして応援してください。
ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。