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【イベントレポート】横濱ワイナリーと考える一期一会のクラフト酒

KURANDでは、商品を製造してくださるさまざまなパートナー酒蔵とともに、新しいビジョンの浸透や深堀りをする場を「ビジョンドウィズ」と称し、毎月ディスカッションを交わしています。

第13回の「ビジョンドウィズ」にお越しいただいたのは、クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」で販売する「港街のオレンジワイン」や「港街のロゼワイン」を造っていただいている横濱ワイナリーさん(神奈川県横浜市)です。

今回は横濱ワイナリーの代表で醸造家の町田佳子さんにお越しいただきました。KURAND(クランド)との商品開発についてや「クラフト酒」についての考えを伺いましたので、その一部始終をご紹介します。

ワイン造りを通して伝えたいこと

横濱ワイナリーさんは横浜の海を臨む新山下にある日本で一番小さな、一番海に近い都市型ワイナリー。自然酵母発酵、補糖・清澄剤・フィルター不使用、低亜硫酸の自然派ワインの都市型クラフトワインの醸造所です。

横浜の地でワイン造りを始めたきっかけについて「食のものづくりを体験する場を作りたかったから」と町田さんは話します。実はとても特殊な経歴を持っているという町田さん。「国際NGOの環境団体に20年ほどいました。そこで感じたのがなんて日本人は「食」に対して無頓着で贅沢なんだろうということです。」と話します。

「環境問題と食糧問題は密接に関係しています。活動の中で様々な方と話している中で”自分にはものづくりをした経験がない”ということに気づいたんです」と町田さん。「自分が造り手の立場になることで、より人に伝えることができるのではと考えました。」と言います。

「そこで注目したのが”お酒”でした。横浜はブルワリーはたくさんありますが、ワイナリーがないことに気づき、横浜の地でワイン造りをすることを決めました。」と、ワイナリーを立ち上げたきっかけを話してくれました。

2017年に立ち上げ、今年で7年目になる横濱ワイナリー。2020年からぶどうの栽培も始めたといいます。「今年でぶどう造りを初めて4年目になります。まだ自社栽培のぶどうを使用したワイン造りはできていないのですが、今後は自社栽培のぶどうを使用した横濱のテロワールのワインを造りたいと考えています。」と今後の目標を語ってくれました。

二度と同じものは造れないからこそ、一期一会の出会いを

KURANDはECサイト「クランド」で販売する多種多様なお酒を表すために、「クラフト酒(しゅ)」という言葉をオリジナルで作りました。しかしまだ定義が曖昧なため、さまざまなパートナー酒蔵にもご意見を伺いながら、その認知の拡大に挑んでいます。横濱ワイナリーさんにも「クラフト酒」をどのように捉えているか尋ねてみました。

「クラフト」に対するイメージについて「とても良いイメージを持つ言葉」だと町田さんは言います。「実はお酒造りって機械を使用していることが多いなと感じています。横濱ワイナリーでは瓶詰めも1本1本手作業で行っていて、だからこそ1本ずつ個性があり、”クラフト感”を感じてもらえるのではないかなと思っています。」と話してくれました。

横濱ワイナリーは”参加型のワイナリー”として、公募型で一般の方もワイン造りへ参加することができます。「私たちのワイン造りは手づくりだからこそ、創意工夫の塊なんです。ワイン造りへ参加された方の声から、改善をすることも多いです。」と町田さん。

毎年少しずつ変わっているので、二度と同じお酒は造れないと思っています。ぜひ一期一会の出会いを楽しんでいただきたいです。」と飲み手への思いを語ってくれました。

KURANDでは、個性豊かな新しいお酒を、酒蔵さんと一緒に日々開発しています。今後も新しいお酒との出会いを多くの方に提供するためにも、ジャンルに囚われず新しい発想でお酒造りをしていきたいと感じさせるお話しでした。KURANDはこれからも常に新たなお酒との出会いを求めて、思わず見に来てしまうようなお店を目指していきます。

ディスカッションの後は、恒例の懇親会。横濱ワイナリーさん、ありがとうございました!

横濱ワイナリーさんとの商品はこちら

We are hiring!

以上、ビジョンドウィズの紹介でした。社内の雰囲気が少しでも伝わったら嬉しいです。KURANDでは「お酒の新しい価値をつくり、世界中のあらゆる人々の人生に、楽しさ、豊かさ、幸せを届ける。」のミッションのために、新しいメンバーを募集しています。カジュアル面談も実施していますので、ぜひ気軽に応募ください。


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