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部屋を見て自分を知る

あなたの部屋に住んでいるのはどんな人?


奇妙な質問かもしれません。

あなたの部屋に住んでいるのはあなたに決まっています。

ですが、この問は自身の潜在意識に焦点を当て、深い部分で自分とはどんな人間なのかということを理解するのに役立ちます。

鑑識もしくは探偵になってみる


自分の部屋を第三者として見た時、
そこにはどんな人が住んでいそうですか?

もしあなたが鑑識もしくは探偵だとして、
その部屋から読み取れる住人像はどのようなものですか?

部屋は無意識の自分の行動を反映しています。

ものは多いのか少ないのか?
整頓されているのか?
ゴミはまとめられているのか?
ゴミ箱の中にはどんな物が入っているか?
食事に気を使っているか?
どんな趣味を持っていそうか?
高価なものはあるか?

どんな生活をしているだろうか?
どんな性格の人間の部屋だろうか?

さながら鑑識や探偵になった気持ちで、
自分の部屋を見てみると新たな発見があります。

人間は毎日行うほとんどの行動が習慣化されたもので、無意識的に行われています。

そのため部屋について意識する機会も気をつけなければ減っていきます。

無意識の行動の反映、
つまり潜在意識の反映が自分の部屋ということになります。

ですから、部屋を観察することで、
自覚できる範囲で自分と思っている部分よりも深い部分の自分である、潜在的な自分のイメージを知ることができます。

現実はほとんど潜在意識の反映と言えますから、
自分の潜在意識に付いて理解を深めることは、
理想と現実を生きるために重要です。

部屋を片付ける


精神的に落ちているときは、
部屋も散らかります。

単に掃除したり、片付けたりする気力がなくなるため、部屋を整えるための労力をかけられなくなるからです。

また、反対に、
精神的に落ちているときは、
汚い場所のほうが落ち着くというものがあります。


水清ければ魚住まず。

という言葉がありますが、
自分の状態に合う場所でないと居心地の悪さを感じます。

高級住宅街で過ごしている人が、
いきなりスラム街の屋台で食事をするのが嫌なように、

スラム街で生活している人が、
いきなり高級レストランで食事するのは居心地が悪いでしょう。


自分に見合う環境を選んで、
そこに移動する。
もしくは、その環境を作り出すのです。


ですから、
気分が落ちている時、
無理矢理にでも部屋を片付けてみることに成功したならば、

部屋と精神状態の不一致が発生します。

精神がまた落ちる可能性はありますが、
一度動けたのなら精神は上がっていく可能性が高いです。

整った部屋の状態に合うように、
精神が調整されていくのです。


ドラマや映画、
または友人の家など、

部屋を見る機会があれば、
そこに住む人に思いを馳せてみましょう。

そして、その目を持って自分の部屋を見てみましょう。
そこにはどんな人が住んでいますか?

また、
理想の自分はどんな部屋に住んでいますか?

今の自分の部屋と何が違いますか?

これらの問いは、
あなたが自分自身をより深く知ることに役立つでしょう。

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