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加速する世界


きのうの🇺🇸CPIみたく、いろんなものが「加速」しつつあることがうかがえる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 電力消費、2050年に4割増 生成AI普及で「想定外」

電中研はデータセンターに必要な電力量を3つのシナリオで試算した。最も伸びるシナリオでは現在の実績に比べてデータセンター需要が10倍超に増え、必要な電力量を2割ほど上積みする必要がある。
(中略)
データセンターについて、消費電力が伸びる場合と伸びない場合の差は1680億キロワット時にのぼる。現在の関西電力管内の年間消費量を超す規模だ。次世代技術の実用化について不確実性は高い。電力消費が伸びた場合でも対応できる備えは必要となる。

日本経済新聞

前々から言われてたことではあるけど、「関西電力管内の年間消費量」というかなり具体的な増加量が見えてきましたにゃ。電力関連機器の需要もめちゃくちゃ増えてて、「日立製作所の子会社で送配電事業を手掛ける日立エナジーでは、変圧器など送配電に関わる機器の世界全体の受注残高が23年12月時点で4兆3000億円に積み上がっている」そうにゃ🫢(出所:「変圧器も需要急増、生産追いつかず」)
豊富な受注残を持ってそうな関連銘柄を探してみるのも面白いかもにゃ😸


② 中国景気底入れ先取りの非鉄高

銅とアルミの最大の消費国は中国で、世界の需要の5~6割を占める。その価格は中国の景気見通しに左右されやすい。みずほ銀行の江口侑希調査役は「中国景気に対する過度な懸念が後退し、中国景気の停滞が続くとみていた投資家のショートカバー(買い戻し)を巻き込み、上昇幅が大きくなっている」と話す。
インベスコ・アセット・マネジメントの趙大偉ストラテジストも「中国景気は循環的に、今後の見通しを見直すべき時がきた」と指摘する。
(中略)
「米ドル1強」が進む中、日本円に加え、中国の通貨である人民元も対ドルで下落基調にある。欧米のインフレと対照的にデフレ圧力に直面する中国の輸出産業は、価格競争力が高まっている。中国の輸出総額は23年の国内総生産(GDP)の約19%を占めており、多くの労働者を抱えている。輸出増の波及効果は大きい。

日本経済新聞

にわかに🇨🇳中国景気も再加速の兆しが出てきて、幅広い用途に使われる銅の価格も1年3カ月ぶりの高値を付けてるにゃ。前期は中国依存度の高い企業はことごとく被弾したけど、関連銘柄の復活も期待できるかにゃ? 
最初に紹介した電力需要の増加と、この銅価格の上昇と、その両方をいいとこ取りできてる銘柄があって、それが泉州電業にゃ。ここ数日で10%くらい上昇してて、このままAIと中国が加速し続ける限りさらなる上昇も期待できそうにゃ☝️


③ 【スクランブル】設備投資「巧者」を探せ

ニッセイアセットマネジメントの吉野貴晶・投資工学開発センター長の分析では、3年連続で設備投資を増やした企業と3年連続の売上高増を条件に重ねると、累積リターンは大きくなった
設備投資の動向は株式市場全体にとっても見逃せない。野村アセットマネジメントの西川裕シニア・クオンツアナリストによれば「設備投資額の拡大期には安定した株価上昇がみられる」。一方で、設備投資がピークを越えるとそのあとは株価の調整リスクがある。

日本経済新聞

設備投資の動向をみて有望株を探すのは定石だけど、継続性が大事なポイントで、「3年連続」がひとつ目安ににゃりそうにゃ。プラス、売上高の増加もちゃんと付いてきてるかどうか。設備投資のピークを過ぎると調整局面に入るパターンが多いみたいにゃので、その辺の見極めも重要ですにゃ。インフレで投資機運も高まっていくことも予想されるので、そうした余力のあるところでこれから大型の投資を控えてるところにゃんかは面白いかにゃ?

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