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費用対効果

① 米金利、3月金融不安以来の乱高下

 米国債の主要な買い手だった日本の投資家の需要も鈍い。為替変動を抑制する為替ヘッジコストは日米金利差の拡大で高止まりし、ヘッジコストを考慮した米国債の利回りは日本の国債よりも低い。QUICKによると3カ月物のドルと円のヘッジコストは約6%で、ヘッジコストを考慮した10年債の利回りはマイナスに沈む。0.8%前後で推移する日本の10年債の方が魅力的な状況だ。

日本経済新聞

荒れる米国債。ヘッジファンドによる先物の売り越しも2001年以降で最大に膨らんでいて、米国債の恐怖指数とも言われる「MOVE指数」も130台で推移してて2013~2022年の10年間の平均70を倍近く上回ってるにゃ。このままだといつ5%に行ってもおかしくない状況かにゃ?
最近、ドルの定期預金の金利もめっちゃ上がってるけど、米国債は為替ヘッジのコストで実質マイナスになっちゃうように、表面的な利回りだけ見て投資するのはほんと危険ですにゃ。

② 【しごと進化論】オムロン、理念が成長の礎

 「創業90周年の記念すべき年にTOGAが開催できて本当にうれしい」。9月下旬、オムロンが京都市内で開催した「The OMRON Global Awards」、略称「TOGA」の世界大会で、辻永順太社長はこう挨拶した。TOGAは理念実践の好事例を国内外チームの代表が京都に集って発表するイベント。オンライン含め社員のほぼ半数にあたる1万4000人が参加した。
 オムロンにとってTOGAは「投資」の一環だ。早稲田大学の教授が過去のイベントの費用対効果を試算したところ「10億8千万円の支出に対して業績に与えたインパクトは少なく見積もっても17億5千万円」と推計された。多様な発想を生むきっかけとなり、イノベーション創出数の増加につながったからだ。

日本経済新聞

これも表面的な数字だけ見ていてはできないことの好例にゃ。10億もかけて社内発表会をやるなんて聞いたらバカじゃにゃいの?って思っちゃうけど、7割増しになって業績に返ってくるってなったら目の色が変わるにゃ。効果がわかりにくいものほど詳細に突き詰めていくことが大事ということかにゃ?

③ 福井のユニフォームネクスト 大量在庫で受注に即応

「欠品は機会損失を生むだけでなく顧客離れにつながる。欠品を防ぐ方が収益は伸びる」。在庫に対する横井康孝社長の考え方である。
大量の在庫はリスクにもなる。あえて抱えるのは、注文を受けてから国内外の協力工場に発注したのでは急ぎの需要をつかみ損ねるからだ。

日本経済新聞

前々からくろくろにゃーも注目してた会社。ここでも固定観念に縛られないことの大切さを教えてくれるにゃ。在庫=負債みたいに考えてると、知らず知らずのうちにチャンスを逃してるかもしれないにゃ。ちゃんと目的がハッキリしててそれに合った手段を取れてるかどうかを見るのが大事ですにゃ。

今週もあと2日がんばろにゃ。

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