見出し画像

#30 寝かしつけの時間が乳幼児期よりも実り多いものになっているはなし

子どもたちが赤ちゃんの頃、本当にキライだった寝かしつけの時間。
なんであんなに赤ちゃんって眠るの下手なんだろう。次女が生まれた頃の、2歳と0歳の寝かしつけの時とか思い出したくもないくらいに苦行だった。。


ベッドに入って2時間してもまだ寝ないとか、腕がもげるんじゃないかってくらい延々とトントンさせられたり(やめると泣く)、覚醒した片方が寝ているもう片方を起こすとか、眠くて激しくグズるのに全然寝ないとか(眠いなら寝なよ…って何度もつっこんだw)、昨夜の夜泣き〜日中の育児で疲労困憊だから私も1秒でも早く寝たいのに延々キャッキャしてるとか(油断して目を閉じようものなら顔やお腹にダイブしてくる)、、、イライラしまくって「乳幼児用の睡眠薬を開発してくれ!!!!即買う!!!!製薬会社さん、お願いしますっっっ!!!1日でもはやく!!!!!」と何度も何度も思った。。


そんな時代もあったねと、今は電気を消しておしゃべりをやめると5分くらいですぅーと眠ってくれるようになりました。「遅い時間まで昼寝させちゃったら夜寝てくれない!」って焦っていた時期が嘘のように、夕方寝てもまた夜普通に眠れるようになりました(笑)


そんなに寝るのが上手になっても、いまだに、私が一緒に寝室に行って寝かしつけ?みたいなことをしています。子どもたちには自分の部屋がなく、私と娘2人で寝室で寝ているので、(旦那だけ、いびきが爆音すぎる関係で自室w)私は家事もスキンケア系も全部終わらせて、子どもたちと一緒に9時前にはベッドに入るようにしているのです。

私が友だちと夜ごはん食べに行ったり、PTAの集まりで出かけてたりする時は、旦那が子どもの面倒見てくれるんだけど、そういう時は普通にリビングで「お父さん、おやすみー!」ってバイバイして子どもだけで寝室に行って眠るらしいから、私がいなくても全然眠れるんだと思う。

でも私がいるとやっぱり「お母さん、一緒に寝ようー!」って言ってくる。


もういい加減、夜のドラマをリアタイしたい気持ちがあったりして、自分で寝てくれたらいいのにーとか思うんだけど。。


でもベッドに入って横になると、娘たちが急にいろいろ話し出す。
特に小3長女は、電気を決して真っ暗になって、小1次女の寝息が聞こえ出してから、主に学校のことをぐおぉぉぉぉぉぉーーーーって話し出す。

AちゃんがBちゃんにこんなこと言ってたんだよ、Cちゃんが授業中どっかに行って帰ってこないことがよくある、Dちゃんが授業がわかんないからつまんないってずっと私の筆箱いじって遊んでて迷惑、○○係のメンバーはいつも喧嘩してるんだけど原因はEちゃんのしきりたがりだと思う、Fちゃんが最近よく人のことを叩くようになった、GくんがHくんの好きな人は私だって言ってた、、、

みたいな、ちょっとドロドロしたクラスの人間関係みたいなのを話してくる。きっと昼間は言いにくい内容。私も家事に追われていて、ゆっくり聞いてあげられない内容。次女とか旦那の第三者に口をはさまれたり話をもっていかれたりしたくない内容。

それを2人だけの空間で、ゆっくりと聞くことができる。
暗闇なのもいい。私の「ん、それって長女も悪いんじゃないの?」「またその子?親がアレだからな〜」みたいな表情を見られなくていいから。笑


長女は好きなだけしゃべって、しばらく沈黙してるなと思ったら、寝息が聞こえてくる。きっと自分の中に溜まっているモヤモヤを言葉にして発散してスッキリして眠るのだろう。


乳幼児期の方が寝かしつけを必要に感じていたけれど、精神面のことを考えると今の寝かしつけの方がずっと大切な時間な気がする。
成長とともに言いにくいことも増えるし、親に話さないことも増える。それが健全な成長ではあるけれど、「本当は言いたいけど、言えないで自分の中に溜め込んでしまう」ということは少ない方がいいんじゃないかなと思う。


あと、家族にしか言えないことってあるよね。
「○○くんも××くんも、私のことが好きなんだってー」とか「今日のテストで100点だったの私だけで先生に褒められたんだー」みたいな、友だちに言ったら「はぁ?なに調子乗ってんの?自意識過剰?」って思われそうなこと。
「仲良しグループにいる手前大きな声では言えないけど、あの子がちょっと苦手…」とか「基本は良い子なんだけど、あの子のこういうところはどうかと思う」みたいな、友だちに言ったら「私もイヤだって思ってた!じゃ、次からあの子と遊ぶのやめようよー!」みたいな悪い流れになりそうなこと。

でも、誰かには言いたい、愚痴りたい、自慢したい。それ言えるのって家族くらいしかいなくない?


だから寝かしつけの時の長女の話はひたすら「すごいねー」「そうなんだー」って肯定気味の返事するようにしています。

ちょっと天狗になってない?とか心配になったりはするけど、家族の前では天狗になりたいのよね。全肯定されたいの。私が子どもの頃は同居しているおばあちゃんに言ってたなぁ。おばあちゃんはひたすら「すごいね、すごいね」って褒めてくれるから大好きだった。そういうおばあちゃん的な存在って自己肯定感の形成にすごい重要な存在だと思う。

うちは核家族だから、誰かがおばあちゃん役をやってあげないとな。(車で10分くらいの距離に義実家があるけど、そっちのおばあちゃんは「すごいね、でも○○ちゃんのお父さん(旦那)が子どものころはもっとすごかったのよ〜」とか「2位だったの!?じゃあ次は1位とらないとね!」みたいな返事するタイプで自己肯定感の形成とは縁遠い…)




成長とともに色んなことがどんどん複雑になっていく小学生の娘たち。
少しでも心の距離が近くにいられるように、私たち親子にとってはまだまだ寝かしつけの時間が必要なようです^^

この記事が参加している募集

眠れない夜に

フォローしてくれたら喜びます❤︎サポートしてくれたらもっと喜びます❤︎❤︎