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創造がただまだ塗られていない所を塗り潰すことであっても 日々風呂日記#29

新しいもの。
どこだ。
新しいってなんだ。

誰も何もみたことないものか
文脈の読み換えか。文脈の跳躍的な召喚か

なんだ。
なんだ。
新しいってなんだ

新しいことは所詮まだ塗られていないだけの場所を塗り潰すだけのような作業のように思える
ただただ新しいと言われるパターンを作り出す事になんの意味があるのか
たとえ新しいものであっても作る意味は何だ

それをぼくがする意味は何だ
ぼくにできるのか
もう今さら無理なんじゃないか
そんなこと考えている時点でもう終わっているのか

それでもやって、
ただ息をするようにやって
感性も、感覚もただ置き去りにして
目の前の
いや、
目の前にすら現れていない到達点との距離をひたすら作業として塗り潰すことに
何の意味があるのか

意味なんてないのか
意味を問うことすら意味がないのか

無意味の向こう側に何があるのか
そんなもの探して何になるのか

なんだ。
なんだ。
新しいってなんだ
続けるってなんだ

みんなおんなじようなことどうせ考えているのか
だとしたらオリジナルってなんだ
自分を生きるってなんだ

なんだ。
なんだ。
生まれくる事ってなんだ
死にゆく事ってなんだ

生きる意味も死ぬ意味も同化した果てになにがあるのか
どうなるのか

なんだ。
なんだ。
そんなこと考えていても答えが出そうがないのは何故だ
それでもなぜ今日も机に向かっているのか

それでもこの目の前にひろがるどうしようもなく美しい景色はなんだ
この確かにそこに存在してしまう建築とはなんだ

なんだ。
なんだ。

建築って
生きるって
なんなんだ。

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