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俺がドン底の落ちこぼれだった時の話…

みんなは知っているだろうか、noteユーザーの年齢層のこと。
お前たちは普段、気にしたことがないと思うが20代〜40代の人が中心にnoteを利用しているというデータがある。

20代なら遊びたい時期だろうし遊ぶべき時期とも言えるな。ついそんなことを思ってしまう。

街ではしゃぐ若者を見ると、自分にもそんな時期があったんだなと少し切なくなる時も。
そして心のどこかで暖かいような冷たいような、ちくちくしているようにも思えるし丸く優しいものにも思える何かを感じるんだ。



いつだっただろうか。
○○○○年3月26日金曜日の夜だった。

俺は好きな女と新幹線に乗っていた。
名古屋から東京に向かう新幹線で、隣で目を瞑るその子の手をそっと握りしめたんだよな。

当時の俺は一流企業の会社員でリーダーを務めていたが給料なんて知れている。
だから無理をするしかなかったんだ。

全身をブランド品で覆い、左手首にはちっぽけなロレックスまで付けていた。そうすることでしか男の価値は上げられないと思い込んでいたからな。

新幹線の2時間があっという間だったのを覚えてる。
東京駅につくとタクシーで静かに銀座に向かった。

俺は女と銀座の街を歩きながら夢を思い描いた。
いつかこの子と2人で普通の家庭を築きたい、子供も2人は欲しいなあ、、そんな大した夢じゃないはずだった。

ふと気が付くと時間は午後11時を回っていた。
俺たちはホテルに向かうことにしてまたタクシーを呼んだ。だが、
実際はタクシーを呼ぶ必要なんて無かったんだ。

…そう。

銀座の少し外れにある東京のシンボルとも言えるホテルがあるな。それが俺が今でも良く愛用してる【帝国ホテル】だ。

銀座と帝国ホテルの位置
帝国ホテル内【フロント】

当時の俺は愛する女のためなら何だってやった。
しかしすぐに恥をかくことになった。

当時、世間知らずだった俺にあった悲劇…

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