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SM的読書『官』想文

これは、とある変態が
『新・SM的幸福論』を読んで感じた
個人的な意見であり、綴られた言葉から
一方的に感じとった想いである。
異論は認める!





SMってなんですか?
この質問に対して明白に答えを導くことは
できるだろうか?

界隈に棲む者でさえはっきり
言語化できるとは限らない。

それほどまでにこのSMという世界は
多様化され、これから先もその分岐点は
拡がり続けることだろう。

この作品は、
そのもっとも太い幹の部分を
著者である蒼月流様が
自身の経験を通して
わかりやすく言語化したものである。


そしてそのわかりやすさの中には
その門への歓迎だけではなく、
すでに棲まう者への『寄り添い』が
込められている。


勝手ながら
すでに棲まう者としての意見を
綴らせていただく。

めっちゃムラム、、、
、、ゴホン。


この本を手にとり、実際に読むまでは、
ほんとうはどこか不安だった。
もしかしたら自分の考え方や
自分なりの性癖としての在り方が
間違っているのではないかと、、、。
それを改めて
文字で突きつけられるのではないかと。

同時にその際は
「ふんっ」と
鼻で笑っておこう。

そんなことを思ってた。


そして読み進めていくうちに
そんな懸念はバカバカしかったくらい、、
そこには【安心感】がつまっていた。


界隈にいる人なら多かれ少なかれ
自分に対して【絶望感】、或いはそれに
類似した想いを抱えていると思う。


この本を手にとったそんな方々の多くも
ぼくと同じように
安堵したのではないだろうか。

自分が抱える生きづらさを
この世界では否定されることはない。

絶望することを余儀なくされたとしても
そこからさらに拡がる世界を
自身で選択する『自由』がある。


そう伝えようとしてるのではないかと、
そんな気がしました。


この書のどこに『幸福論』を見出すか。
解釈はもちろん千差万別あり、
それこそSMという多様性が秘めた
テーマでもある。


1年後、
5年後、
10年後と、

また読み返した時、
どんなことを感じるかが楽しみです。



そして綴られた言葉の中から
ぼくがほんのりと感じた
著者自身の【絶望】の、
その答えあわせ、、、

いや、そんな無粋なことはいいだろう。


それよりも、
なによりも、
素敵な本を、

ありがとうございます。

サインもらっちゃった(>_<)



『新・SM的育成論』とか書いてくれないかな?
って思ってる。


※モデル/撮影/衣装提供のUさん、Kさん
ありがとうございます★

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