MOON FALL

幸せになれない人たちがいる。

それは決して不幸を背負っている
という意味ではなく、

自身に訪れる幸福を
受け止めることができない人たち。

夢に描き
求めたはずなのに

いざそれが訪れると
戸惑い
躊躇する。

それぐらいであれば誰にでも当てはまる。

だがたとえ現実であっても
その幸せを直視できなくなり
得体の知れないなにかと捉えてしまい
そして怖くなり
やがて拒絶する。

大きくわかりやすい形であればあるほど
皮肉にも
それが『幸せ』だと理解ができなくなる。

とても困ったものだ。

皆にとって理解し難い事象の中にこそ
より濃度の強い
ふるえるような悦びを
見出してしまう。


わからないのだよ。

愛されることも
愛することも


はたから見て
どれほど幸せそうでも
どれほど羨まれても
それを真に感じることがむずかしい

そう感じることさえできれば
それこそ幸せなのに
やはり受け入れることができずにいる。


そういう人たちがいる。



ぼくもきっと幸せにはなれないだろう。

幸せを受け入れることができないから?

ちがう。ちがう。とんでもない。

ぼくはただ、ただ、

『幸せ』では満足できない

ひどく傲慢で強欲なだけの
変態なのだから。







あ、、、でも
夜の公園の散歩中に
痴女が現れたら幸せかも←

可能な限り、、、卑猥なことに使わせていただきます!(>_<)