公務員的オススメ本②〜公務員のインセンティブ〜
心理的安全性のつくり方
久々にどストライクだった本。
Googleが研究したことで話題になった「職場の心理的安全性」に関する本。
心理的安全な職場では、メンバーが自由に意見を出し合い、挑戦し、自ら学習して成長する。
チームが成果を上げるには「各メンバーの能力」より「職場の心理的安全性」が重要となる。
民間でも大いに役立つが、金銭的なインセンティブが少ない役所では、特に効果が高いと確信している。
図書館で借りて読んだ後、すぐにAmazonで注文した。この本は私の仕事のバイブルだ。
公務員の給与制度では職員間で給料に大きな差を付けられないため、どのように部下をやる気にさせるかが大きな課題だ。
成果を上げても、より困難な仕事を与えられるだけで、有能な職員ばかり疲弊し、仕事をしないほうがお得、という状況になっている。
これを打破するには、やりがいや自己の成長をインセンティブにするしかないと思う。
やりがいや成長を得るには、ある程度難しい業務に挑戦する必要があるが、そのために必須なのが心理的安全性だ。
仲間の挑戦を歓迎し、相談に乗り、失敗すらも受け入れる、そんなチームが役所には必要だ。
そのためのヒントがたくさん書いてある本だった。
この本を読んで、自分が目指す上司像が定まった気がする。
まずは自分の周囲から、スモールスタートだ。
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