英語圏の留学先に困ったらココ!豪州のブリスベン市が長期滞在に最適な10の理由
こんにちは、語学の裏設定のゆうです。今日はオーストラリア第三の都市ブリスベンが、留学やワーホリなどの長期滞在に最適であるというお話を現地リポート、写真多めでしていきます。
一言で言うなら、温暖でまったりした「沖縄」と、コンパクトに整った都市「名古屋」を足して2で割ったような理想郷です。
数週間の短期滞在とは違い、長期滞在をする場所は快適さ、安全さ、便利さなど様々な要素を総合して選ばないと、「こんなはずではなかった。。。」という失望感と後悔に苦しみながら生活を続けていくことになります。
たとえ場所を移動するにしても、余分な引っ越し代などの手間も時間もバカになりません。
この記事を書いている私はブリスベンに滞在して4年になりますが、長期滞在する上で最適な場所であるとまことしやかに感じており、その理由を10個に絞ってみました。
ブリスベン愛を贅沢に込めて現地から生の都市紹介をお届けいたします。
1.英語をじっくり学べる環境がある
オーストラリアに長期滞在する人の目的で一番多いのは、英語の習得でしょう。
ブリスベンから電車で1時間半ほど南下したところには世界有数のリゾート街「ゴールドコースト」がありますが、遊びの誘惑が多いためあまり英語の学習に適さないと言われています。
ちょうど、自分の部屋だと誘惑が多すぎて集中できないため、カフェや図書館に勉強しに行く行動原理と同じです。
遊びの誘惑がそこまで侵食してこない平穏な日常生活は、集中力を英語学習に注ぐ最適な場所であるといえるでしょう。
長期休学や休学中に行く、短期語学留学の場所としても理想の場所であると言えると思います。
2.人が優しい
都会の人は田舎の人に比べてせっかちだとか、ビジネスライクでちょっと暖色に欠ける人柄だと聞いたことはありませんか?
シドニーやキャンベラなどの大都市とは違い、ブリスベンは小さな街で、そのためなのか人々も温厚で話しかけてくれたり、会話が弾みやすかったりします。
習った英語を実践しやすい場所であると言えるでしょう。
よく私はカフェやレストランに言ったときに店員さんと雑談をします。時々長くなりすぎて注文することを忘れてしまうのですが、このような光景は都会ではあまり見られないと思います。
3.治安が良い
ブリスベンは他の都市に比べて治安が良いと言われています。
メルボルンでは昔からヨーロッパ系のマフィアが暴れまわっていたり、最近ではアフリカ系の移民が大量に流入してきて犯罪発生率を底上げしているようです。これは紛れもない事実で、最近オーストラリアで社会問題になっています。
ブリスベンの近くの都市ゴールドコーストは夜はクラブ街と化しますので、麻薬にやられてしまった人たちが街を闊歩していたり、酔った人が暴行を起こす...ということが頻発しているようです。
4.過ごしやすい気候
メルボルンは1日の中に四季が詰まっているというほど寒暖が激しい場所ですが、ブリスベンはあまり寒暖の差がありません。
猛暑と台風の無い沖縄、と言ったらイメージが湧きやすいでしょうか?
夏のピーク時を除き、一年を通して寒すぎず暑すぎずの「ちょうどよさ」が続くので長く住む上で気候の不快さを感じることが少ないと思います。
その証拠に私はオーストラリアに4年近くいるのですが、ブリスベン以外の街に住んだことがないのです。
そのくらい住みやすく、一度住んだらあなたの心を離さないことでしょう。
5.コンパクトであること
東京のように拡張された街とは対極的に、街の中心地に全てがギュッと詰まっている名古屋のような街です。
名古屋は日本の第三の都市で、私も1年住んだことがあるのですが中心街に出れば基本何でも揃っているため便利です。
ブリスベンも名古屋と同じように交通網が発達しており、郊外に住んでいても、必要なときに中心街に出れば事足りるバランスの取れた生活を堪能できる場所なのです。
そして面白いことに、名古屋は日本第三の都市で、ブリスベンもまたオーストラリア第三の都市なのです。
そんなこともあって、これは私の持論なのですが、どんな国でも安定して住むなら第三の都市がいいと思っています。
6.ファームジョブもしやすい
オーストラリアのワーキングホリデービザは他の国のとは違い、延長することができます。ただ延長には条件があり、3ヶ月間のファームジョブ(農場の仕事)をすることが求められます。
そのため都会に住んでいた人がファームジョブをする場合は遠く離れた農場まで引っ越さないといけません。しかし、ブリスベンに住んでいる場合は電車で1時間のところにカブルチャーという農場地帯があるので引っ越しもラクですし、たとえ3ヶ月の農場生活が始まってからでも気軽に都市部に戻ることができるので、またもや「ちょうど良い」のです。
ファームジョブ生活は、世俗的なことから一切隔離された修行僧のような生活です。
しかし1時間移動すればみんながいる都市部に行けるという安心感のバックアップがあれば、ファーム生活はストレスレスになることでしょう。
7.生活コストが低め
野菜や肉の値段は主要都市間ではあまり変わりませんが、家賃には大きな開きがあります。
家賃は食材費と異なり、毎週それなりの決まった額がかかる固定費ですので真っ先に節約・削減するなら家賃であると言えます。
シドニーはいわば日本で言う東京なので家賃が一番高いので、お金がぐんぐん減っていきます。特にお金が無いうちは、減っていく残高を見てストレス・プレッシャーでしか無いと思います。
田舎すぎるところに行けば家賃は安いかもしれませんが、その反面生活がつまらないと感じることでしょう。
生活の質を保証しながら、安く住むことができる「ちょうどよさ」を兼ね備えているのがブリスベンなのです。
ブリスベンなら週$120~$160くらいでオウンルーム(自分の部屋あり)が見つかりますが、シドニーならもう30%か40%くらい余分にかかるようです。
一番安い住居形態はシェアハウスですが、以前オーストラリアでのシェアハウス探し完全ガイドを書いたのでゼロから知識をつけたい人は参考になるかもしれません。
本当にゼロから始めたい人向けに書いたので、普段の私の記事の情報量の3倍~4倍近くあります。
8.文化的な刺激をタダで受けられる
驚くべきお知らせがあります。ブリスベンの美術館は無料です。中心街の近くに位置する「Queensland Art Gallery & Gallery of Modern Art」は地図で見ての通り、こんなに大きいのに入場料がないのです。
おまけに頻繁に展示物が変わるので、何度足を運んでも飽きることがありません。
市民の教養のために税金を使っているブリスベンはホワイト中のホワイトシティです。
市民レベルが高いためか、世界最高峰のバレエ団やオーケストラがブリスベンに来たりもします。あの名高いボリショイ・バレエは2019年6月~7月の間、シドニーやメルボルンには寄らず、ブリスベンだけに来たくらい文化教養程度が高い街なのです。
せっかくなのでブリスベンでボリショイバレエを見てきました。ちょっと気になる人は覗いてみてください。
9.交通の便が良い
バス、電車といった基本的な交通網も張り巡らされていますが、それ以外にもフェリー網も整っています。
ブリスベンは川沿いの街なので、遠くの橋まで迂回して反対側に行くより、フェリーで行ったほうが早い場合が多いのです。
大学や語学学校も川の近くにあるので、住む場所によっては「フェリー通学」なんてことも可能です。
またそれ以外にも、乗り捨て可能なレンタルサイクル(City Cycle)があり、バス停が無いかゆいところにも手が、というより足が届きます。
さらに、南に行けばブリスベンと世界有数のリゾート地ゴールドコーストが電車で繋がっており、たったの90分で行けるという便利さも兼ね備えています。
以前ブリスベンの交通網についての記事を書きました。こちらも同じく、知識ゼロから始めたい人向けですので普段の3~4倍くらいの情報量でたんまり執筆しました。
さらに北に行けば、おしゃれでこじんまりした「サンシャインコースト」、ならびに豪州の秘境「ヌーサ」があります。こちらは公共交通があまり整っていないので車で行くことになると思いますが、行って損はしない名所中の名所です。
以前実際に足を運んだので体験記が気になる方は是非御覧ください。
10.夜景が最高
1日の終りにあなたを癒やしてくれるもの、それは夜景です。
特に川沿いに発達した都市であるブリスベンの夜景は見ものです、川にゆらめいて映る街の光はクラゲのように幻想的。
第三の都市なのであまりギラギラしていないところも癒やしポイントです。
映画や広告が普段見せつけてくれる、色々なあこがれが、ブリスベンに全てギュッと詰まっているのです。それゆえ、ここに長期滞在すれば他の人の人生を羨むなんてこと、きっとしないはずです。
裏を返せば、自分らしく生きれるということかもしれません。
私がそうしてきたように。
いかがでしたか?
ブリスベンの魅力、十分に伝わりましたでしょうか?「あー、そうなんだ」「行ってみたいな」と思って頂けたら、私は泣くほど嬉しいです。
そもそもこの記事を書いた理由は、ただ1つ「ブリスベン愛」です。
プロフィールに書いたように、世界中に都市が何千とある中、私を別人に生まれ変えさせてくれたのは他でも無いブリスベンだからです。
読んでも為にならないかもしれませんが、参考までにプロフィール記事を貼ってこうと思います。
本記事が皆さんのしあわせの種になったことを祈って。
それではまた!
PS
本記事の中で紹介した参考記事を、まとめました。
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