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映画のレビュー

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記事一覧

三谷幸喜と無人島ジョーク

三谷幸喜脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』はこれまで何度か見たが、あまり面白いという印象が…

Lawrence
2年前
103

『ミセス・ノイズィ』こそアカデミー賞にふさわしい

動画配信サービスでレコメンドされ、何気なく観た天野千尋監督作『ミセス・ノイズィ』(2020年…

Lawrence
2年前
71

"史上最低の映画監督"と過ごす週末

今から約30年前、1991年公開の『ターミネーター2』における液体金属アンドロイドを初めて見た…

Lawrence
2年前
85

「コスパの追求」だけで心は動かない

『ゴジラvsコング』(2021年)は期待外れだった。 『ゴジラvsコング』は、2014年の『GODZILLA…

Lawrence
2年前
85

ラデュレに行ったら牛丼が出てくる映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』

エメラルド・フェネルの監督デビュー作『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020年)は、興味…

Lawrence
2年前
61

第四の巨匠・成瀬巳喜男の魅力

戦前から戦後にかけて、多くの女性映画やメロドラマを手がけた映画監督・成瀬巳喜男は、小津安…

Lawrence
2年前
73

『2001年宇宙の旅』とドラえもんのひみつ道具

映画のオールタイムベスト100のような企画があれば、決まって上位にランクインする『2001年宇宙の旅』(1968年)。 空前絶後のSF映画と言われ、スタンリー・キューブリック監督の最高傑作と言われる本作だが、それと同時にこの作品は常に「難解」というフレーズが付きまとう。 しかし『2001年宇宙の旅』のストーリーは至ってシンプルで、ストーリー自体は難解ではない。 『2001年宇宙の旅』は難解ではない『2001年宇宙の旅』は、人類が黒い板(モノリス)に触れることで、猿人から

批判や非難を創作意欲に変換する

何かを作り発表すれば、ヒットや称賛されることもあるが、批判さらには非難を受けることもある…

Lawrence
2年前
72

大人になっても無邪気という才能

映画は、観客にストーリーを伝えるためシーンを用意する。シーンを作るため一つ一つショットが…

Lawrence
2年前
104

大怪獣のあとしまつを描いた『怪獣の日』と笑いについて

公開初日から酷評の嵐が吹き荒れている『大怪獣のあとしまつ』。 酷評の理由は、予告編等から…

Lawrence
2年前
51

「絶望する映画」で希望を知る

映画や小説の概要文で、「遭難」や「漂流」というキーワードがあると敏感に反応してしまう。 …

Lawrence
2年前
44

『男はつらいよ』はスーパーヒーロー映画

『男はつらいよ』は、大好きな映画シリーズだ。 何度も見返したくなるし、正月になると『男は…

Lawrence
2年前
52

古き良き特撮映画の魅力

映画における特殊効果をSFXという。そのSFXがメインとなる作品、例えば怪獣映画や宇宙船が登場…

Lawrence
2年前
32

80年代アイドル映画の魅力

ここ数年、若者を中心として昭和ブームが続いている。 インスタントカメラ、純喫茶、クリームソーダ、カセットテープなど、昭和を感じる品々が流行している。また、西武園ゆうえんちは、昭和をテーマにしたテーマパークとしてリニューアル・オープンした。 これらは、今の若者にとって「エモい」ということになるらしい。 そんな昭和ブームの中で、根強い人気なのが80年代アイドルである。1980年代はアイドル黄金時代と呼ばれ、アイドルの歌はヒットを連発、そして、主演映画も数多く作られた。 実