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日本人が知らない外国人にしてはいけないタブーとは?

こんにちは。



私は小さい頃からいろんな文化やバックグラウンド

を持つ人たちの中で育ったおかげで一人一人違うことは普通という

意識が自然とあったと思います。


日本は単一民族国家なので、以下のようなことは起こらないと思われがちですが、最近の外国人の増加に伴い起こり得ることもあると思います。

今回はそんな時どうやって対応したら良いかについて書きたいと思います。

こうしろっていうつもりはありません。


参考になれば嬉しいです。


1. 宗教・政治的なことについて聞かない

これは知っている人も多いと思います。

よく知らない相手の宗教・政治について聞くのはタブーです。


タブーというと大げさかな。

軽く聞いても良いと思います。

(※友達と呼べる関係性ならOK)

あと聞いたあと、何が起こっても責任が取れるなら、です。

相手は自分の信仰している宗教や政治について

熱心に語り出すかもしれない。

しかもそれがパブリックな場所だとすると、

あなた以外にもその話が聞こえる相手は無数にいる。

そしてお酒の場所だと、他人が話に入って来やすい。

その相手はその宗教に対してどんな気持ちを持っているか

誰も推測できませんよね。


また、学校・職場で宗教・政治について話すのはタブーなのは世界では既に常識です。

特に世界中で国際的な会社は増え続けています。

これはとても良いことだと思いますが、

会社の中で異なる宗教、異なる政治イデオロギーを持った人たちが

一緒に働くことに気をつけないといけないことも出て来ます。

これが先ほど言ったこと。

特にお酒が入ると人は気が大きくなるので特に気をつけたいです。


私が通っていたアメリカの短大時に、ヒューマニティの授業にイスラエルからの学生がいて

彼は普段とても感じの良い人でみんなから好かれていた覚えがありました。


けれど彼は自分の国の話になると、よく言えばかなり熱くなるタイプ、

悪く言えば客観的な視点がまったく欠けている人でした。


ある日彼は自分の国の状況について語り始め、

その内容については詳しくは割愛しますが、彼は自分と同意をしない人たちは彼の言う敵側の人間であるという趣旨の発言でした。

教授はこのクラス内でそう言った攻撃的な発言は謹んでほしいと

彼に忠告していましたが、彼はその度に起こって部屋から出ていっていく始末。

そしてある日、彼は教授の発言にもううんざりだと叫んで出ていきました。


クラスから彼は除外され、大学からは停学処分になりました。

このように普段はとても穏やかで優しい人も

自分の国の宗教・政治問題が関わると豹変する人はいるにはいます。


また、ドイツの企業で働いていた時も同様です。


一時期、40カ国以上の国から来ている人たちが働いているうちの会社で

その国の文化やカルチャーをプレゼンテーションして、

より理解を深めようというイベントがありました。


そこで東アジアの国、として日本や中国、韓国の他に

香港・台湾がタイトルに加わったのですが、

それを見た中国人たちが猛反発。

香港・台湾は国ではない、と。

もちろん、かなり問題になりました。


また前例のイスラエル人と同じく、普段その中国人たちは

とても良い人で自分から政治的発言などは一切しない人たちでした。


香港人の中には少しだけ普段からFacebook上に政治的発言をする人もいたので、

火に油を注ぐ事態に。

それが職場で起こったので、かなり問題視され、

上司からはきつく注意を受けたそう。

幸いにもクビになった人はいませんでしたが、

似たような事件で会社からクビになった人もいました。



2. 子供がいるのか、パートナー、結婚しているのかいないかを聞かない


私は日本での社会人経験がありますが、

結構特殊な環境でしかないので、以下の経験がないのですが、


職場での子供がいるのか、パートナー、結婚しているのかいないかと聞かれることは日本では普通だと聞いてかなり驚きました。

海外でこれはほぼほぼタブーと言っていいくらいのことなので。


LGBTが日本でもなんとなく浸透してきてはいますが、

子供がいるかいないか、パートナー(つまり彼氏、彼女、夫、妻やそれにカテゴライズされない、パートナーとしか形容されない人)の有無や結婚など

これはかなり個人的、パーソナルなことです。


それを知り合ったばかりの人、友達と呼べない人にそれを聞いて何になるのかよく分かりません。

もちろん、日本人に限らず、外国人でもこのような質問をする人はまれにいます。

でも大概、その人たちは常識外れのちょっと変な人という風に見られることが多いです。


どうしても職場やバーなど等で知り合ったばかりの相手が結婚しているのか知りたいなら(笑)

指輪をチェックするとか、

一番最近行ったバカンスについて聞くとか、

先週末何したか聞くとか、

いくらでも方法はあります。


Are you married? (Do you have a girlfriend/ boyfriend?)はやめましょう。


あ、デートの場では聞いてもOKです。(笑)

というかむしろ始めに冗談っぽく聞いてください。


日本よりも海外では相手が結婚しているかどうかの判断はつきにくいです。

指輪をしていない人、

週末婚、月末婚、遠距離婚や日本ではあまり聞かれない結婚の形が

多いからです。

あとドイツのように離婚が複雑で面倒なので

離婚申請中で別居中の人も多いです。


話が逸れました。


日本で言われている空気を読むということに相反することだと思うので、

なんでそんなことを聞くのかが正直不思議でなりません。

そういうことを聞くのが失礼という認識がないからか。


謎が多い部分。


3.相手の体重、髪の毛などに関して聞かない


日本では「太った??」

と聞くのは普通みたいでこれも正直驚きました。

あと、反対で「痩せた??」もです。


なぜ太ったと聞いてはいけないか、はまだ分かりやすいですが、

なぜ「痩せた?」と聞いてはいけないか。

日本ではダイエット信仰がかなり強い。

特に女性。折れそうに細い人も常に痩せないと、と言ってダイエットをしています。

しかし海外では痩せているというのは決して魅力的ではありません。

だいぶ認識が違いますね。

いくら聞いている側がポジティブな認識を持って「痩せた?」と聞いているにしても

言われた側は、軽度なら「私はそんなにやつれて見えるの?疲れて見えてるのかな?」と思い

重度なら「私は貧相で魅力的じゃなく見えている」と思います。


これもなぜか日本ではよく言われていることですが、

海外ではかなりおかしいことなので言わない方がいいです。


あと、あまり知られていないことですが髪の毛。

日本人にはほぼいないスパイラルとか

アフロ、強いウェーブのかかった髪の毛を持つ人がいます。

それって本当の髪の毛?

とは言わないでください。

本当の髪の毛の人ももちろんいます。けれど、本当の髪の毛ではない場合もあります。癌治療などで髪の毛を失ってつけているウィッグやエクステンションかもしれない。


そして人種特有の髪の毛を本物かと聞くのは差別と認識されます。

髪の毛は表面には出ていますが、かなりパーソナルなもの。

触ったりするのも当然アウトです。




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