市役所の仕事をしていると、アンケート調査をしてみたり、様式を作成してみたり、という機会があります。

性別を記入する欄はどうなっていることが多いでしょう。

○で囲むようにしていたり、選択するようにしますよね。

私、その欄に思うところあって、２年前から「女・男・その他」と表記しています。

「男」が前（上）になることに理由がないのであれば、入れ替えもかまわないはずですよね。

ということで、私が作成できる様式はすべて、「女・男」の順番にしてみて、反応を観察しています。

「なんだこれは？！」と言う人がいるかな～と思ってもう２年。

全然いません。

ほぼ誰も気づいていません。たぶん。

むしろ「入れ替えてたん？！」と驚かれます。

なんてことしたんだ💢っていう人がいたら、聞き返す気マンマンだったんですけどね。

アンケートの分析結果でも、女性を前（上）に、男性を後（下）にしているのですが、誰も気づいていません。

これもまた、誰からも指摘されたことはありません。

いつもなぜ「女」が後（下）で、「男」が前（上）なのか、疑問だった方。入れ替えてみても大丈夫そうですよ。

回答用紙を見ても、うっかり間違えので一度消したとか、書き直した後もないので、混乱もおきていないと思われます。

あと、「その他」は、性別を考えたくない、またはあまり意識していない人用です。

「答えたくない」も加えたことがあるのですが、文字数が多くなってしまうので、欄外に全体の注意事項として、「答えたくない方は空白でお進みください」と、注意書きに加えることにしました。

男女の表現で、逆に入れ替えることができるなら、逆にしてもいいんじゃない？と思います。

入れ替えられないとき、反対の言葉がないとき、問題が潜んでいるんじゃないでしょうか。

女医の反対。･･･男医？

女教師の反対。･･･男教師？

女工の反対。･･･男工？

女子大生の反対。･･･男子大生？女子大の生徒という意味ならありかな。

女流作家の反対。･･･男流作家？

男勝りの反対。女劣り？女勝り？男劣り？

様式をつくるみなさん。性別欄は「女・男」でも全然問題ないと思われます。

一度試されてみては？

そもそも、性別を何の分析につかうのかが疑問であれば、様式に入れる必要はないでしょうね。