見出し画像

【まちづくり】まちあるきはまちづくりの基本。やってみよー。

今日、「まちあるき」に参加してきました。


私は、市域に、江戸時代後期から昭和時代に繁栄したエリアがある、関西のある地方自治体の市役所職員です。そこは古い町並みが残り、私もそのエリアで育ちました。


「まちあるき」とは、ぶらぶらと地域一帯を歩き回ること。

有名観光スポットなら、あえて言うところの「手垢のついた」ストーリーが確立されていて、ブラッシュアップされたガイダンスがあります。
「まちあるき」は、そうじゃなく、自分の感性で、面白い!ステキ!と思うものを見つけ、なんならツッコミを入れることが、楽しみです。

有名観光スポットはないので、自分の目を皿のようにして、能動的に面白いポイントはないかと考えながら歩くこと。面白がる能力、出会いを楽しむ力が問われます。私は、「まちあるき」は、知的センスがないとできないエクスカーションだと思っています。


当然ですが、頭が固いと全然楽しくありません。
他人の評価に自分の価値観を委ねる人にもおすすめしません。


いいな、と気づいたところは、一緒に歩く人とシェアしたり、写真を撮ったり。そしてそれを認め合い、もっと面白く高め合います。

なんやろ〜、なんでかな~、とツッコミながら。

何もないと思っていたまちなみが、面白い、ステキなポイントいっぱいに見えてきます。それが、「まちあるき」の醍醐味です。


「まちあるき」は、地域の良さを自分が発見し、自分たちのまちを見直し、自分の関わりシロを増やし、まちの自信を取り戻し、自分も楽しく幸せになろうというものです。

こうすればいいのに、ああやればいいのに、と考えます。

そのうち、行動に出る人が現れる。


ということで、「まちあるき」って、地方創生まちづくりの基本のひとつだと思うのです。


以前のnoteで、人は多くの選択肢から選ぶことで幸せや便利さを感じるのに、地方には都会と比べて選択肢が少なく、幸せや便利を感じにくい、というお話をしました。地方で幸せにくらそうと思うと、自分で決める、自己決定権の行使が重要になると私は考えています。

↓それがこちら。

ご高齢の参加者は昔の話、昔はこうだったというお話がとってもお得意で、その話題になったら目を輝かせます。

大学生は、今、目の前に見える物に、こうすればもっと面白いのにという提案がお得意で、さらりと指摘してくれました。

まちをよくするために関わろうとする人を育てる「まちあるき」は、まちづくりの基本です。


以前、何度か「まちあるき」を主催してみたことがあります。昨年から続くイベント自粛の流れで、なんとなく考えることもやめていました。

「まちあるき」は「まちづくり」の基本、高齢者と学生の間にいる、このまちで育った私は、まちあるき企画者として意外と適任な気がしました。

また「まちあるき」、始めてみようかなと思います。

この記事が参加している募集

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?