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常識を変えるか?ビーガンフード 米ビヨンドミート上場。

シリコンバレーでは、今「フードテック」や「ビーガンフード」に熱い視線が集まっています。(※写真は一般的なハンバーガーです)

ビヨンド・ミートは、米カリフォルニア州に本部を置く植物由来の人工肉を製造・開発している「フードテック(食品テクノロジー)」企業。

昨日2日、ナスダック市場に上場。163%高で初日の取引を終了。時価総額は27億5000万ドルに達しました。

ビーガンとは、完全(絶対/純粋)菜食主義者を指します。ベジタリアン(菜食主義者)と混同されがちですが、ビーガンは最も厳格に動物由来の製品を避ける方を指します。

菜食主義者であるベジタリアンは、卵や乳製品などの摂取について問われないのに対して、ビーガンは、お肉や魚だけでなく、卵や乳製品(はちみつ)も口にしません。(さらに、絹やウール、革製品など動物性の素材を忌避される方もいらっしゃるとのこと)

ちなみに、
・ベジタリアン(最初主義者)で乳や乳製品を食べる人:ラクトベジタリアン

・乳製品のみならず卵も摂取するベジタリアン:ラクトオボベジタリアン/オボベジタリアン 

など、ベジタリアンもどこまで厳格化するかで、呼び名が細分化されているようです。

菜食主義者になる背景は、健康・ダイエット、動物愛護、環境保護(家畜を育てるには、大量の穀物・飼料を要します ※1)、宗教的理由、ファッションなど様々なようですが、特に欧米・特にシリコンバレーでは今ビーガンフードや人工肉など、ビヨンド・ミートはじめフードテック企業に多くの注目が集まっているようです。

アメリカでは、ここ数年間でビーガン人口が6倍以上に増加したとも言われ、潜在ニーズも含め、今後成長期を迎える市場とみられています。


※1:例えば、牛は体重1kg増やすのに約10~11kgもの飼料が必要とのこと

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私個人は、ビーガンでもベジタリアンでもありません。

カナダで1年生活していた時、ビーガンやベジタリアンの友人もできましたが、特にビーガンは長期的に持続可能なライフスタイルじゃなさそうだな…と感じました。(心なしか、とても繊細な方が多かったような気がします。)

とはいえ、多少影響を受けた部分もあって、お豆などの植物以来のたんぱく質を摂る機会は増えたかな。あと、お肉も鶏肉など鳥類のお肉を選ぶことが増えました。(なんとなく、体臭?にも違いがあるような気も…)

もちろんたまには、焼肉もフツーに行きますけれどね!

おそらく、私は生涯ビーガンになることはないですし、人工ミートには多少抵抗がありますが…、、5年、10年後フードテックが食事の常識を変えるか否か気になります。

いずれにせよ、価値観を押し付けず批判せず、ただ相手のライフスタイルにも関心を持ち、尊重できる人でいたいものです。

<蛇足>

日本にも増えているビーガンフード店。

こんな可愛いビーガンデザートを扱うお店も…!


 

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