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肩こり腰痛の起因するイルカと魚の泳ぎ方の違いから、表拍ランドセルの6年間


国際的スポーツを見ていると、日本人の動きは他国と違うのです。
大きな原因の1つに、私は小学生のランドセル問題があると考えてます。

日本の国土は山岳地帯が多く、農耕民になっても様々な事情で山に入りました。大きな籠を背負い重たい荷物を運び山を歩きました。
体勢は前かがみになり、体幹を固めて前太ももとふくらはぎを使うガニ股になる歩き方です。
重いのを背負う二宮金次郎のまま、日本の小学生はランドセルを背負う文化になりました。
小さい体が重いランドセルによって前傾し、腰を固めて前太ももで歩きます。スポーツにとってはよくない動きです。この動きで肉体が機能し、成長する6年間を過ごします。

重たいランドセルの中身も、教材がどんどん重たくなってます。調査によると、重さは、2000年は2.2キロ、2011年は3.3キロ、2022年は4.6キロもあり、20年余りで倍以上に増えていました
小学1年生の集団はランドセルが歩いてるように見えるほど重心バランスがおかしい。前ももだけで体重支え腰を固める動きが既に始まってしまってます。
文科省や教育委員会の役人も自分の体重に近いモノを背負って職場に通うべきです。小1にレンジャー部隊のようにさせるなって感じ。
学校の規則があろうとも、余計な教科書は学校に置きっぱなしにしたり、手荷物で分散したりするのがいいかもしれません。


一方で、遊牧民など大陸荒野で生活する人々は長い平坦な道をリズムよく歩きます。腱反射し背筋を伸ばしたままハムストリングスの連動で足を運びます。
重い荷物を運ぶ時、頭の上に乗せて歩く習慣の国が多いですよね。背筋で荷物を支え、首スジまで姿勢が良いですよね。

突然ですが、イルカの泳ぎ方と魚の泳ぎ方の一番の違いは何だと思いますか。
ちょっと考えてみてください。
それは、背骨を縦の波にするか、横の波にするかです。
背骨の構造でわかります。バタフライのドルフィンキックのように、背骨を縦に波打ち動くのが哺乳類の動きです。脊椎の一つ一つが縦に連鎖していく構造です。
アジの開きなど食べると魚の背骨の構造が分かりますよね。縦長になって横に波打つ形してます。

哺乳類の背骨は腰椎と胸椎でS字カーブを描いてます。二足歩行する人間は、この構造を利用しバネのように体重を跳ねるよう使うと楽に歩けます。

音楽やってる人はわかると思いますが、表拍と裏拍があります。盆踊りなど日本の踊りは表拍、黒人のダンスなどは裏拍でリズムを刻みます。
これは私の考えなのですが、前ももに体重を落とし一歩一歩の歩みに力を入れるのが表拍、背骨で体重を支えS字カーブで跳ねる反射で歩くリズムが裏拍だと考えます。
西洋の身体では跳ねる力を利用し、和の身体では落下する力を利用する。
ボクシングと空手の体の動かし方や練習方法や考え方から、表拍と裏拍のリズムの違いを感じます。

この表拍と裏拍の違いは、生活する地形環境から始まり、現在は日本の子供がランドセルを6年間も背負うことによって表拍のリズムの強化されていってる気がします。
そして背骨のカーブを固めることで、首が前にくるストレートネックで肩こりに、腰を反り固めることで腰痛に、そんな日本人によくある症状につながると考えます。

諸悪の根源はランドセル文化。正しい体の動かし方を知り、健康でかつ身体能力高まる体を手に入れましょう。
と、私が言ってもランドセル文化は消える事はないでしょうね。私では日本人全員の問題を背負うにはランドセル以上に重たすぎます。

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