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行動遺伝学によるインナーチャイルドのほじくり

心理学では、私たちの性格は意思によって変えることができないと定義されてます。
パーソナリティーは遺伝と子供の時の生活環境で作られるとされます。
行動遺伝学の研究によると、性格や才能の遺伝の影響は50%から80%まで及びます。
特に頭脳や性格は80%の遺伝だそうです。

性格など生活環境で変わるだろうから、親の影響から離れる大人になるほど外部環境に影響されて、親とは似ないことが考えられるのが普通です。
いやむしろ、年齢が上がるほど、親の性格に似てくるのが発達行動遺伝学なのです。

もしかしたら、ショックな人もいるかもしれません。
親の嫌なところが子どもの頃に苦しんだのに、大人になって歳を重ねるほど、あの親の嫌なところが自分でも出てきて自己嫌悪、なんて人もいるかもしれません。
大丈夫、80%です。
20%は遺伝に関係ないのです。

スピリチュアル情報やチャネリング情報から魂や意識の在り方をご存知の多くの人は、行動遺伝学の知見なんて、そんなの関係ねぇ!と叫びたい気持ちでしょう。

しかし、結果的に親や幼少期の体験の影響があるような気がする人も多いかもしれません。
大人になるほど遺伝の影響が出る、これはインナーチャイルドやトラウマなどに称されることの方が高次元情報よりも色濃く出ているようです。

注意!
ここから無責任な仮説で精神の話をします。
精神混乱しそうな人は読まないで下さい。

遺伝と子供の時の生活環境により、インナーチャイルドやトラウマなどが形成されます。
与えられたトラウマなのだから、嘘のトラウマを与える克服方法もあるのではないでしょうか。
トラウマをなくすのでなく、トラウマを上書きするのです。
インナーチャイルドを癒すのではなく、新しいインナーチャイルドを作るのです。
過去も現在も未来も同時に存在してます。
嘘の過去の自分を作るように、
嘘の未来の自分を作ることによって、
嘘の現在の自分が作られる。

時間なんて存在しないの知っているのだから、過去のトラウマの原因を考える意味は何でしょう。
わざわざ思い出して現在の経験にしてます。

あなたのトラウマになった出来事、それ嘘です。
悲しい体験のインナーチャイルド、それ嘘です。
実の子に見えるインナーチャイルドは存在せず、本当の子が見つけて欲しがってます。
素晴らしい経験をしてきて、楽しい幼少期を過ごしてきた子です。

そんな考え方は、何か精神がおかしくなりそうだと懸念もあるでしょう。
離人症を検索してみました。
離人症というのは周囲の出来事や人々、自分自身に対して現実感がなくなり、夢の中にいるような奇妙な感じに襲われる症状です。
素晴らしいじゃないですか。ずっと現実感にいるほうが奇妙です。
インナーチャイルドの分身も離して、トラウマな自分を離して、上書きした新しい自分を持ってくるのがいいのかもしれません。
性格も、過去の自分の連続性は幻想で、瞬間瞬間に作られています。
嘘で上書きするように、ホントかのような過去は嘘です。


ワークとか深層心理分析とか、過去をわざわざ掘り起こすのが有効とするやり方があります。
忘れ去った古い傷を、もう一度、刃物でえぐり出して再び痛みを味わっている感じがします
そんな古い寝てるインナーチャイルドやトラウマをわざわざ目覚めさせる必要があるんですかね。
封印してる祠の妖怪を呼び覚まして成仏させてあげるって余計なことな気もします。
もうすぐ自然に浄化されそうだったのに、わざわざ起こしてないですかね。

様々な虐待やイジメの事例を読み込んで、様々に考えを巡らせます。
無責任な私の仮説であり、一つの視点にしか過ぎませんので、参考にはならないと思います。

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