競争の時間軸をずらすことができたら。
実家の農業を手伝っているとき、この作業をもっと機械化できないものだろうかと思うことがあります。たとえば、りんごの重さごとに箱に振り分ける作業では、計りが発する音声に合わせて人がりんごを各箱に振り分けていきます。この箱への振り分け作業は非常に単純です。右から左へりんごを流しているだけで、この作業を行う僕の手は指先は多少器用だけど知能はさほど必要としないロボットのようです。しかも機械の音声に言われるがままに箱に振り分ける。機械に命令されているようで何だか気に入らない。その機械の