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”心の病気” なんて私と無関係だと思っていた. - part 1 -

”心の病気” なんて私と無関係だと思っていた。いつも誰よりも安定していて感情の起伏が全く激しくなく、周囲より冷静と言われてきたから。

就活とうつ病

私は来年大学を卒業する。今は4年生で都内の大学に通っている。都内で実家暮らし、一人っ子、中高は私立で高校でも大学でも一年ずつ海外留学に行っている。なるべく、”良い子”として生きることが正解だと思っていて、それが自分の周りに友人がいてくれる価値だった。特に、”あなたのためになると思って”と私を育ててくれた母の前では。

そんな私は就職活動中、うつ病になった。本当に辛かった。朝起きた瞬間から何の気力も無く、自分がいる意味がわからなくなり、時間が過ぎるのをただ待つような何日間か。突然涙が流れてきたり、留学時のこととか充実していた自分を思い出しては、別人のように思えた。

何がそんなに私を落ち込ませたのか。

きっといくつも理由はあるけれど、就活がうまくいかない自分が信じられなくて初めて、自分の無力感を感じてしまったからだ。面白いから、個性的だから、そんな部分が自分の価値だと思えてたら楽だったのかもしれない。でも、私の中での私は、”良い子”として周囲から信頼されることで確立していた。大学の授業の課題はしっかり取り組むし周囲より何でも把握できるようにしていたから、教授からの評価が高かったり、知性で褒められることがかなり嬉しかった。だから、面接のコツがつかめなかったりうまく行ったと思った選考に落ちたり、そんな挫折の連続が初めてだった。


自分に自信がない

自分に自信がないということは就活に苦労した一つの理由だろう。”自分に自信がなさそうな新卒なんて取りたくないでしょ??自分が人事だったらそう思わない??” 私は友達に言われて気がついた。自信がなくても自信があるふりをすること、今思えばそれで就活は何とか乗り切った。

でも根底にある私のマインドは変わっていない。

私の留学していた経歴や英語力とか、それだけ聞けば、きっと人は少しは優れていると思うだろう。だけど、私はそれをあまり強みだと思えなかった。

なぜなら、まだまだ上がいるから。今までそうやって一つひとつのことに丁寧に取り組んできた、結果を出してきたのは、そうすることが期待されていると刷り込まれていたから。だから私としては普通のことだった。


褒められても素直に喜べない

自分に自信がないような話し方で面接練習に臨む私に、自信が付くように友人はたくさん褒めてくれた。

就活から半年以上経った今日、私は卒業論文の執筆を進めていて、教授に"you are doing really good. your working is great so far." と言われた。

でも、以前も、今日も、何だかそれが信じられなかった。

どんなに努力しても十分だと思えない

それは私の向上心のベースにある。それによってダイエットだって成功させた。でも、自分が十分だと思えたことはほとんどない。


学術的に言うと、このようなメンタルの状態ではセルフコンパッションが重要らしい。今はその本を読んでいるからどこかでアウトプットしたい。


最後に

そして今日11月15日、私はまた少し鬱のような精神状態にある。基本的にやる気は出なくて頭はずっと重くて痛い。知ってる人とも知らない人ともあまり会いたくない。

だから、もう一つ伝えたいことが最後にある。それは、”心の病気”を持っていない、または発症していないだけ幸せだということ。あまり比べたくないけれど、”心の病気”って体の病気に比べると医者が治療しづらいものなのかなと思う。だって治し方がわからないし、何かの手段で短時間良くなっても、その元にある刷り込みや体験が消えることはない。22年間、聞こえだけだったら問題のなさそうな私の人生でも、こうやって私は小さな体験が積み重なって、この”心の病気”ときっと共に生きて行くんだと思う。ここに書いてある、自信がないとか頑張りすぎてしまうとか、それ以外にも私には色々あってそれらは繋がっていることを最近独学で学んだ。対人関係へのストレスや恋愛低体温症、回避型の愛着や自分も他人もあまり好きにはなれないこと、体型への異常なこだわりとか、。だから自分を整理するためにもまた他のnoteで書けたらなと思ってる。


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