人から愛され大切にされる「返報性の法則」の上手な使い方
こんにちは、
メンタルトレーナーの石津です。
心理学で『返報性の法則』というものがあるのですが、ご存知でしょうか?
私はこの法則を知ってから人生変わりました。
『自分の行いは、まわりまわって自分のもとへ帰ってくる』という法則です。
「返報性の原理」とも呼ばれます。
例えば。他人から好意を受けた場合、何かしら好意的なお返しをしなければという感情を抱く、というのもこの原理です。
与えたものが、そのまま返ってくる。
この法則はありとあらゆる場面で使えて、逆にここがわかっていないと、人との関係性が望まない方向に行くこともよく起こります。
相手が怒りを投げてきた場合の「返報性」の上手な使い方
私はこの法則を知ってから、コミュニケーションがとても良好になりました。
ある時、クライアントさんからものすごく感情的で攻撃的なメールが届きました。
とあることで誤解が起きてしまい、とてもご立腹な様子でした。
昔の私だったらそのメールに淡々と説明して返すか、こちらもちょっと感情が乗ってしまうか、という感じでした。
しかし「返報性の法則」を知ってからは「愛を投げる」ことを自分の軸にしています。
このメールに対しても、一旦深呼吸をして冷静になり「このメールに愛情を持ってお返しするとしたらどんな文章になるかな?」と考えました。
そうすると出てくる言葉は、反論や弁解でなく、共感であり寄り添うものになります。
「不安にさせてしまってごめんなさい。とても辛い時間だったと思います、私は◯◯さんの不安を一緒に解消したいと思っています。お話を聞かせていただけますか?」
というようなお返事をしました。
そうしたら、返ってきたお返事がとても優しい文章になっていたんです。
「こちらもごめんなさい。つい不安になってしまって、後から読み返して反省しました。一緒に考えてくださること嬉しいです」と。
怒りを投げれば、怒りが返ってくる。
攻撃をしたら、攻撃される。
投げたものがそのまま返ってきます。
このような分かりやすいコミュニケーションだけでなく、もう少し深い部分でもこの返報性は起きているなと感じます。
自分はダメな人間だと思っていると、人からダメな人間扱いをされる。
自分を大切にしていない人は、人から大切にされない。
自分の軸がそのまま返ってきます。
これは仕事や日常はもちろん、恋愛の場面でも顕著に見えるなぁと思います。
「私は付き合う人全員にお金を貸してきたんです、ダメな人ばかりで…」
という女性に何人か会ったことがあるのですが、皆さん「自分に自信がない、大切に愛されるイメージがない」という共通点がありました。
私もかつて、全く大切にされない恋愛をしたことがありまして(笑)、その時はやっぱり自分のことを好きじゃなくて大切に出来ていませんでした。
自分のことを好きで大切にしている、その自分で相手と接すると、相手からも大切にされる。
メンタルトレーニングで「自分を大切に出来ない理由」を明確にして、自信や自己肯定感を高めていったことで、私の周りにはとっても素敵な人たちばかりになりました。
石津さんの周りにはいい人しかいないね、ってよく言っていただけるのですが、この返報性が間違いなく生かされています。
自分がどんな感情で、どんな軸でいるかで、相手から返ってくる言葉や行動は全く変わります。
「ちょっとうまくいってないなー」という時には、ぜひ返報性を意識してみてくださいね。
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