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モードとエロスと資本

こんにちは、Tommyです。最近は読書を毎日していて、今日は最近読んだ本に関して書きます。

私は洋服に対する最初の関心は、見栄えとしてのファッションへの興味から始まりました。皆さんはどうでしょうか?

ファッションの世界は、お洒落できらびやかで魅力に溢れて見えると思います。この点に関しては、美容も同じことがいえるので、私はそういうものが好きなんだろうと思います。実際にその世界に入ってみると、勿論そういう面ばかりではないことを体感し、それで離れてしまう人もいますが、後から分かったことですが、その裏側が好きで面白くて、私のこのような業界への関心はますます深くなっています。

今回読んだ本はこちらです。


こちらは、2000年から、2010年ころまでの、ファッション史と影響を受けた社会的事象に触れています。リーマンショック後の影響、近代のファストファッションのこと、漫画・アニメ・カワイイという文化がどう海外ブランドに影響を与えたのかなどが書いてあります。不況に伴ってファッションも変わるという観点では、まさしく今、ファッション業界は、コロナにより多大な影響を受けており、この影響は2年以上続くと言われています。需要の変化としては、無駄のないシンプルなライフスタイルが定着することが予想されます。

・一つの洋服を大事にする
・あまり多くのものを持たない
という考えが増えるのではないかと思いますが、多くのブランドでは、環境問題や、社会問題への積極的な取り組みがなされ、それらの目的は現代社会におけるモノの扱い方への疑問から生まれていると個人的に考えています。そういう意味では、このライフスタイルは、ブランド側の考えに少し近づくのではないかと思うので、いい流れでは?と思うのです。ですが、需要が減るということは、ブランド側としては厳しい局面になりうるので、これからは、より良いものを、どのように届け、伝えるのかということが重要になるのではないかと思います。正直、ハイブランドに関しては、一定の富裕層の顧客がいると思うので、あまり打撃はないのかもしれませんが。

私もファッションのことを学ぶようになってからは、モノを大切にしようとか、服を含めた生活用品の選び方が変わりました。価格設定や、どこで作られているのか、どういう考えでその商品を生み出しているのか、まだ全てのものに対してというわけではないですが考えるようになりました。

モノを買うということは、捨てるところまでが消費者の責任となります。これまでは恥ずかしながら、考えもしなかったことでした。何を選ぶかは、教養として社会をどれだけ知っているかも影響すると知り、これからも、正しい情報を得るために、選択肢を増やすために、仕事を頑張ろうと思いました。

読んでいただきありがとうございました。
次回は、エルメスの道を紹介します。

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