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自然の中で、感受性を耕す

EXPERIENCE×LEARNING

農村にある心豊かな体験と学び

長野県北部の下高井郡野沢温泉村。ここでは、森・林・川、そして天然温泉がセットになっている。雪のないシーズンでも、気温や湿度、天候なども相まって、キャンプをするには最適な環境が整っている。現代社会の快適な生活環境からドロップ・アウトし、火や刃物を使用して、自然と一体化する。キャンプを通して、農村の自然を味わい尽くす。

映像プロデューサーの松本ちあきさんがLIFE FARMING CAMPの魅力を語った。


こころが瑞々しく、喜びを味わう

キャンプ場の目の前に、オーガニックの野菜を育てている畑があります。自分たちが材料を持ち込むのではなく、そこで育てられた食材を自分たちで収穫して、夜にはそれを調理して食べる。すばらしい体験でした。今回、わたしはキノコ狩りをしなかったのですが、ブナの原生林へは訪れました。

ちょうどその時、小雨が降り注ぎ、辺りは霧に包まれていて。それがこよなく幻想的な光景で。あんな原生林の中を歩いたのは初めての体験でした。わくわくするひと時を味わった。

食事の印象は最高でしたね。「こんなレストランがあるのなら、毎週通いたい」と思うほど。こだわりの新鮮な食材を選んでいる。その上、めちゃくちゃおいしい。

みんなでわいわい語り合いながら、大自然の中で食べる。それは、東京近辺では到底できない体験で。灯りもきらきらとして、とても良かった。

火起こしは、生まれて初めての経験。それはもうセンセーショナルでした。火が点いた時には「これでなんとかサバイブできる!」と感激して。キャンプの醍醐味を愉しみました。

ピュアな自分へと戻ってゆく

自然と触れ、溶け込み、味わい尽くす。一つひとつの発見にこころ動かされ、瑞々しくかがやいてゆく。自然はわたしたち“人間”に、プリミティブな喜びと、ファンタジックな経験を与えてくれる。それは、洗われるような感覚で、“わたし”の根源的な部分へとアクセスする。

松本さんの軽やかで、フレッシュなことばたちは、それらのことをわたしたちに教えてくれる。

PROFILE

松本 ちあき

映像プロデューサー
東京都生まれ。17才から外国生活を始め、ニューヨークを拠点とし、国連のドキュメントビデオ、報道やスポーツ他TV番組制作など映像の仕事に携わる。ボランティア活動、国連やODA、国連UNHCR協会のプロジェクトに関わる。趣味はアウトドア。エベレスト5550mまで登り、スキューバは世界7海制覇、スカイダイビングなど、冒険好き。

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