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ライフリンク・メディア報道

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ライフリンク・メディア報道・「かくれてしまえばいいのです」③             

ライフリンク・メディア報道・「かくれてしまえばいいのです」③             

3月29日の読売新聞は「かくれてしまえばいいのです」が公開から2週間で100万アクセスを超えたしたことを伝えました。3月30日には200万アクセスを超えています。

3月22日の読売中高生新聞も「我慢せずSOS」の特集の中で「かくれてしまえばいいのです」の内容を伝えました。

3月29日、ニュースアプリ「スマートニュース」のタブ「こころ」のトップ画面に「かくれてしまえばいいのです」が掲載されるよう

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ライフリンク・メディア報道・「かくれてしまえばいいのです」①

ライフリンク・メディア報道・「かくれてしまえばいいのです」①

ライフリンクが、自殺対策強化月間が始まる2024年3月1日に公開したWeb空間「かくれてしまえばいいのです」は、多くのメディアに取り上げられています。「かくれてしまえばいいのです」が多くの子どもや若者たちの居場所になることはもちろんですが、報道によって自殺対策への理解が広がることを願っています。

公開時にあわせて報じた3月1日の毎日新聞の記事です。

TBSテレビも公開にあわせて報道しました。

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ライフリンク・メディア報道・2024年1月

ライフリンク・メディア報道・2024年1月

2023年の自殺者数の暫定値が、2024年1月26日に発表されました。昨年の確定値よりは少なかったものの、暫定値が精査されて確定値がまとまると、昨年を上回る可能性が指摘されています。清水康之代表が朝日新聞の取材にコメントしました。

精神科医であり日本自殺予防学会理事長の張賢徳さんと清水康之代表の対談記事がヤフーニュースに掲載されました。

長野県の自殺対策連絡協議会の記事(2024年1月31日、

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ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始④

ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始④

2022年12月19日宮崎日日新聞の連載「いのちつないで 本県自殺予防の取り組み」に、ヘルプラインいのち事務局長、井上公子さんの寄稿「SOS対応できる力を」が掲載されました。「ヘルプラインいのち」は、清水康之代表の活動に賛同した井上公子さんらが2005年8月に立ち上げました。

2023年12月17日朝日新聞新潟版に「父を失ってから16年 高3娘めざす道」「心強い味方いた…弁護士志す」が掲載されま

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ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始③

ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始③

下野新聞、秋田魁新報、埼玉新聞、千葉日報、伊勢新聞などは、2023年12月に連載記事「うつをこえて 自殺を防ぐために」を掲載しました。筆者は、日本自殺予防学会理事長、張賢徳さんです。自殺対策の歴史を振り返り、ライフリンクの取り組みを評価しました。

ライフリンクと連携して自殺対策を進める東京都足立区の取り組みが、季刊誌「毎日フォーラム」秋号で紹介されました。足立区で自殺対策をけん引してきた馬場優子

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ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始②

ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始②

2023年12月28日読売新聞は「『自殺未遂をした後の人生』の投稿に反響続々」と読者から寄せられた声を報じました。読者との双方向のやりとり、読者同士の対話の大切さを感じさせる記事でした。

この投稿には、40件余りの反響(レス)があり、エールボタンも800回以上も押されたといいます。回復途上にあるトピ主さんを励ます書き込みが目立っています。

専門家も助言しています。

2023年11月28日読売

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ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始①

ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始①

2024年は、能登半島地震、日航機・海保機衝突事故と大変な年明けになりました。亡くなられた方々には心よりのお悔やみを申し上げます。被災・被害にあわれた方々には心よりのお見舞いを申し上げます。

今回から、2023年から2024年にかけての自殺対策の報道を見ていきます。

2023年12月27日朝日新聞は一面と社会面で「子ども自殺対策 データ集約」「省庁点在の資料 こども家庭庁が分析へ」「なぜ自殺 

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ライフリンク・メディア報道・2023年を振り返る③

ライフリンク・メディア報道・2023年を振り返る③

2023年を振り返るシリーズの最終回です。生きる力が届き、生きる支援につながる報道もみられました。2023年3月14日読売新聞は高校時代に自殺を図り、重い障害が残った詩人、豆塚エリさんの「生きてください」という訴えを伝えています。

豆塚エリさんの著書「しにたい気持ちが消えるまで」には、深い言葉が数多く綴られています。ライフリンクのマガジン「きょう心にしみた言葉」でも紹介しています。

学校での「

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ライフリンク・メディア報道・2023年を振り返る②

ライフリンク・メディア報道・2023年を振り返る②

大きな衝撃が広がりました。2022年の自殺者数の確定値が3月14日に発表され、小中高生は計514人で、1980年の統計開始以降で最多となり、初めて500人を超えました。
この事態について、清水康之代表がNHKニュースのインタビューを受けました。

3月14日読売新聞も子どもや若者の自殺の増加について分析しています。

3月15日朝日新聞も子どもや若者の自殺増加に警鐘を鳴らしました。

1月4日毎日

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ライフリンク・メディア報道・2023年を振り返る①

ライフリンク・メディア報道・2023年を振り返る①

2023年も残りわずかになりました。今年1年の自殺対策を振り返ります。1月には、厚生労働省と警察庁から前年の自殺者数(速報値)が発表されます。2022年の速報値を伝える1月20日の新聞各紙の見出しは、ほぼ同じ「自殺者増 2万1584人 昨年 男性13年ぶり増」でした。

各紙とも、清水康之代表のコメントを掲載しました。

福岡市西区の海岸で2月、26歳の男性の絞殺遺体が見つかりました。男性がSNS

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ライフリンク・メディア報道・コラムを読む④

ライフリンク・メディア報道・コラムを読む④

自殺対策の現場に大きな衝撃を与えたのが2017年10月に発覚した座間9人殺害事件でした。SNSは、死にたい気持ちを抱えた人たちと瞬時につながれる、人類がこれまでに経験したことのない時代をつくり出しました。旧ツイッターを悪用した男は、死にたい気持ちを抱えた人たちを呼び寄せ、次々に殺害しました。2021年2月4日毎日新聞「記者の目」は、殺人罪に問われた被告と面会した記者がその時の思いを報告しています。

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ライフリンク・メディア報道・コラムを読む③

ライフリンク・メディア報道・コラムを読む③

毎日新聞には半世紀近く続くコラム「記者の目」があります。それまで日本のジャーナリズムには「新聞記事は無署名」という暗黙のルールが強くあり、新聞も記者自らが主張や主観を打ち出すことに極めて慎重でした。これを転換させたのが「記者の目」でした。このコラムが日本の新聞における署名記事の嚆矢となったと言われています。現在は多くの新聞が署名記事を中心に編成されています。
今回は、自殺対策を取り上げた「記者の目

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ライフリンク・メディア報道・コラムを読む②

ライフリンク・メディア報道・コラムを読む②

今回からは、全国紙の1面コラムを見ていきます。1面コラムは紙幅は狭いもののの、的確な指摘に出会うことが多くあります。子どもの自殺やいじめが数多く取り上げられています。

2023年3月19日の朝日新聞「天声人語」です。

2022年8月25日の読売新聞「編集手帳」です。

2021年9月5日の毎日新聞「余録」です。

2019年2月7日の毎日新聞「余録」です。

2020年7月4日の読売新聞「編集

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ライフリンク・メディア報道・コラムを読む①

ライフリンク・メディア報道・コラムを読む①

新聞や雑誌にはコラムが掲載されます。テレビでも動画を使ったコラムがあります。そこには筆者の個性があり、感性が映し出されています。自殺対策やライフリンクの活動に言及したコラムを見ていきます。

2017年12月10日の山陰中央新報をはじめとする地方紙に、ジャーナリストの江川紹子さんのコラム「若者の自殺を防ぐために SOS発信できる力を育む」が掲載されました。

2014年3月24日の毎日新聞コラム「

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