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立ち寄っていただき、ありがとうございます。 拙いですが、短いお話や詩を綴りたい…と思いno+eを手にとりました。 日々の事も記録として+α。不定期ですが宜しくお願いします。 ※イラスト,写真,作品の無断転載はご遠慮ください。

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    自由詩を集めた部屋を作りました。

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    SS*短いお話…小さなお話をまとめました。

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年下彼と紫リボンの物語。

高校の文化祭で「リボン交換」なるものがあった。 それは 予め配られた紫のリボンを好きな相手と交換するというもの。 勿論、異性、同性は問わずに。 当時から年上の人が好みだった私は 学年が1つ下の子から告られても何とも思わなかった。 「ありがとう、でも気持ちには答えられない」と伝えた。 だけど彼は度々私の前に現れて ラジカセを肩に担ぎ、友達を従えて、 通り過ぎる時は手を挙げて敬礼 挨拶をするのだ。 「全く・・・そんな顔しないでよ、声大きい、恥ずかしい・・」 というのが本音。

    • coffee Break

      幸せの軽やかな音が 静かに近づく 胸が躍る 青空に貴方を重ね 貴方の方角を見つめて 貴方の笑顔を思い浮かべる 会いたくて 触れたくて 涙が溢れる 手を伸ばして 求める 眩しすぎる空は 貴方へと続いているのだから

      • 今会いに‥

        夕暮れどき 心の泉が溢れるとき 行き急ぐ人達 騒めく街 土曜日の夜 想い人の待つ場所へ ゆっくり近づく 私の時間 心の泉に雫がおちたら 波紋は鼓動のように 波打つ 週に一度の 素敵な時間 時間の速度が違う 心あたたまる オレンジ色の世界

        • Snow moon

          Snow moon 雪降る季節の満月 チラリと雪が舞うのに 輝いている月 窓から覗く夜空は明るくて 冷んやりとした空気が 頬を撫でる 夜空は貴方の場所でも おんなじ‥なんだって 見えていますか… 今宵の月 隣に居たら 照れ笑いの顔 恥ずかしい 耳元で囁くね きっと お互い… 内緒の言葉を。。。

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        記事

          雨のバス停

          傘を伝う雨音 未だ薄暗い夜明け前 1台のバスを待つ 少し早めに着いて 待つ時間 静けさに包まれて 雨音だけが響いている 肌寒く白い息 幻想的な辺りの景色 そう…ここは 田舎のバス停 バスの灯りが見えた時 ホッと 表情も柔らかくなる 雨の中のバス停

          雨のバス停

          一緒がいいね

          夢の中 ねぇ…聞こえる? 静かな時間 チクタク…チクタク… 小さく響く音 ねぇ…明るくなったら 行かなくちゃ ほんの少しのお別れね ずっと一緒がいいのにね ずっーと あったかいのがいいのにね

          一緒がいいね

          僕の夢

          あれは僕の見た最後のバスだったんだ。 僕は病院の窓からいつも見ている。 決まった時間に来て、お客さんを乗せて去っていくバスをね。 僕はこの風景が好きだ。 僕もあんな風にバスに乗って出かけてみたいな。 僕はママと一緒に よく バス会社の横を通っていたんだ。 大きなバスが沢山並んでいて、ワクワクが止まらないんだ。 数年前の凄く天気が良かったその日、 僕は柵の外からジーっと中を覗いていて、少しママを困らせていた。 そしたらね。。。 おじさんが来て、僕を柵の中に招き入れてく

          去り行く…

          予想がついてしまう 無くなる物が 民故に 変え難い物は存在する 民に選ばれし者達 声が聴こえた時 掬う事ができていたら 時は過ぎし… この先は 奈落か極楽か 見えぬ眼が見えるならと 空を仰ぐ日々 今 出来る事 消えるまで寄り添うだけ… 民として

          去り行く…

          おやすみ

          おやすみと 囁く声が 耳元で あなたから 月夜の雫 心に浴びて

          空の向こうへ

          遠く続く空 見上げて 仰ぐ 願う 無事と 贈る エールと 笑顔が戻るその日まで…

          空の向こうへ

          未来

          たとえ… この眼が見えなくなっても あなたの姿は忘れません 声は聴こえていますから。。。

          年の瀬の痛い事件と不思議な老人…

          あれは良く晴れた寒い年の暮れ。。。 私は病院へ向かっていた。 青い空を見上げて深呼吸… 「ん~♪ 気持ちいい。。青い空はいいわ~」 スマホでいつものように写真を撮る。 ふと…渡る横断歩道を見ると信号は青…渡ろう! 次の瞬間目の前の景色が一変した。 あーーーーっ。。。。。 歩道の路肩に躓き、大転倒したのだ。 背負っていた重いリュックは後頭部まで来て 顔は地面に強打。。。。。 恥ずかしいのと痛いのとで 何事もなかったかのように… そして平気を装い…歩き始めた。 病院までの

          年の瀬の痛い事件と不思議な老人…

          小さな駅の逃走犯

          東海地方の小さな駅で若人が目撃した実話です。 その日は電車が遅れて、辺りをボーっと眺めていたそうです。 改札口付近で何やら一人の老人が・・・ 「カード使えないのか?昨日は使えたぞ!」 と駅員さんに詰め寄っていました。 そのカードが何のカードかは分らなかったのですが。 「いや、これは古いので。。。」 と駅員さんは繰り返し対応していましたが、納得いかない老人。 「調べろ」と要求したそうです。 駅員さんは、言われた通りに。。。。。 でも電卓を机に投げつけてしまい・・・・ そ

          小さな駅の逃走犯

          そういう日

          薄い水色の空 ぼんやり遠くをみている バスの中からみえる空に トキの流れを 感じる 澄んだ空気の中 遠くの山は ドッシリと静かに構えて 白い帽子がよく似合う 失敗を恐れて 立ち止まる自分に 大丈夫と言わんばかりの姿 緊張感が抜けない そんな日の朝

          そういう日

          優しさに

          悲しみに溢れた時も 大きな籠が 運んでくれる さよなら した時でも 変わらない 何も言わなくても いつも変わらない そっと包んでくれる 月夜のように

          戸締り

          明るい陽の光がさしこむ部屋 目を閉じて 瞳を潤わせる午後のひととき 疲れた脳を休ませて 電車に揺られているように たまらなく 心地好い 陽だまりに包まれて ひきこまれていく 重力のない世界へ 漂うように